ごあいさつ

  1. トップページ
  2. ごあいさつ

大阪大谷大学 学長 尾山 眞之助大阪大谷大学 学長
尾山 眞之助

本学の特色を生かしながら新たな歴史を拓いてまいります。

昭和41年(1966年)、大谷女子大学として発足した本学は、大乗仏教の精神を尊び、学識、情操、品性にすぐれた人材を育成するという教育目的に沿い、50年の時を経て、1学部(入学定員100人)の単科大学から、4学部(入学定員650人)と大学院を有する総合大学へと発展してまいりました。また、平成18年(2006年)には、女子大学を男女共学化し、大学名を変更するという大きな決断もしてまいりました。その間、本学に対しご支援いただいた皆様に心から御礼申し上げます。

大学の50年の歴史の中で、23,000人を超える卒業生が本学から巣立っていきました。本学の特色は、建学の精神「報恩感謝」に基づく人間教育と、専門的知識を実践力に高めて「自立」「創造」「共生」という理念を実現する教育にあると考えております。このような教育によって、これまで豊かな情操と未来を生きるたくましい力を持った多くの卒業生の皆さんを送り出してきたことは、本学の誇りとするところです。そして、卒業生の皆さんが、学生と教職員や学生同士の距離が身近に感じられた学生生活を懐かしみ、今もって本学を愛し、支えていただいていることに、深い喜びと感謝の気持ちを禁じえません。

創立50周年を迎える平成28年(2016年)を節目として、本学は、これまでの50年で積み重ねてきたものを熟成しながら、さらに新たな課題に挑戦し、これからの50年の歴史を拓いてまいりたいと思います。特に、本学の建学の精神や教育理念のもと、学生一人ひとりに、個人の尊厳を大切にする心とともに相手の立場に立って物事を考えることのできる想像力を培ってまいります。また、歴史の流れや世界情勢・社会情勢の変化の中で自分の立っている位置をしっかり把握し、自分の強みを持ち、他の強みを持った他者と支え合って、社会の課題の解決に挑んでいくことができる力を育んでまいります。これらのことを通して、学生の成長や社会の発展のために貢献していくことが、本学の役割であると考えております。

本学は、時代や社会のニーズを見据えつつ、その役割を果たすことを使命として、邁進してまいります。皆様の温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

学長 尾山 眞之助