人間社会学部

心理・福祉学科

心理学と福祉学の
知見を生かし、
心理と福祉の未来を開く

教育方針

2024年度以降入学生対象

アドミッション・ポリシー
(入学者受入れの方針)

本学は、建学の精神である「報恩感謝」に基づく教育理念として、「自立・創造・共生」を掲げています。この教育理念のもと、心理・福祉学科は、心理と福祉に関する諸問題を解決するために必要とされる専門的な価値、知識、技能を身に付け、これを応用し、課題を発見し、解決できる人材の育成を目指します。
そのために、心理・福祉学科は、総合型選抜入試、指定校推薦入試、特別推薦入試、公募制推薦入試、一般入試、大学入学共通テスト利用入試、社会人入試、外国人留学生入試などを行い、以下のような資質を持った勉学意欲の高い学生を受け入れます。

入学者に求める資質

  1. 高等学校の教育課程を幅広く修得し、特に国語、社会、英語、体育に関する基礎的・基本的な知識をもっている。
  2. 基礎的・基本的な知識に基づいて論理的に考え、わかりやすく説明することができる。
  3. 自主的に学習する習慣を持っており、主体的・協力的な取り組み姿勢・態度を身につけている。
  4. 心理や福祉に高い関心があり、企業、行政、医療、福祉、教育の現場などの職場で社会に貢献するために、積極的に学びたいという意欲をもっている。
  5. 多様な人々と協働して人と社会の課題に関わり、取り組むことができる。
カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・
実施の方針)

編成の方針

建学の精神「報恩感謝」ならびに教育理念「自立・創造・共生」に基づき、心理・福祉学科では、心理および福祉の課題に適切に対応するために、「人と社会」および「心理と福祉」の関係について科学的視点をもって探究することを目的としてカリキュラムを編成している。具体的には、「心理コース」「社会福祉コース」の 2 コースを設置し、それぞれの学問領域を深く探究できるような学習活動を行わせるとともに、教養と人間性を重視しつつ、基礎的な学習技術、社会人として必要となる実践力、多角的に考える力の形成にも重点を置いたカリキュラム編成としている。

カリキュラムの構成

  1. 豊かな人間性と幅広い教養 を備えることをめざし、共通教育科目として、建学の精神と教育理念に則った人格形成を行う「必修科目」、外国語コミュニケーション能力を育成する「外国語科目」、多様な教養を身につけさせる「選択科目」を配置している。また社会人に必要な知識やスキルを身につけて、自身にあった職業選択につなげていく「キャリア科目」も配置している。
  2. 専門教育科目として、「必修科目」と「選択必修科目」、および「選択科目」を配置している。「必修科目」は、「心理・福祉」に関する基盤的な学びを形成する講義形式の授業と 4 年間を通して少人数制で行う演習形式の授業(ゼミナール)から構成される。「選択必修科目」は、各コースの入門的な科目群と社会人基礎力を形成する科目群から構成される。「選択科目」は、専攻するコースの専門知識を深め、関連する資格や免許の取得をめざす「コース選択科目」とコースを越えて多角的な知識の獲得をめざす「その他の選択科目」から構成される。

教育内容・方法

  1. 報恩感謝の心と幅広い教養

    1. 互いの「いのち」を尊び、その恩をたずね、すべてのものに感謝する心を持てる学生を育てるために、「宗教学」と「いのちを共に考える」を開講し、「建学の精神」の意識化を促す。ひいては、社会の発展と知見の創造、そして文化の向上に資する学生の人格形成を支援する。
    2. 大学で学ぶ意義を明確にし、大学における学びの基礎を身につける「新入生セミナー」を必修とし、さらに、幅広い学びを保障し、多面的・多角的に思考する能力、データを読み解く知識、仕事や働く意義を考え抜く力を養成するために、「コンピュータ技術基礎Ⅰ」や「外国語科目」、「キャリア概論」も必修として設定する。また、共通教育科目については、人文科学系科目・社会科学系科目・自然科学系科目・キャリア科目・教職科目・保健体育科目の6領域から選択して履修する。
  2. 専門的な知識・技能

    1. 2コースそれぞれの基盤となっている学問領域の基本的知識・技能を獲得し、卒業研究につなげるために、学科共通科目のほか、学問領域ごとに専門性を高める科目を体系的に配置する。
    2. 現代社会とそこに生きる人間がかかえる課題の複雑さに対応するために、2 コースの基盤となっている学問領域の連携を進め、かつ人間社会学部の学科横断的な学際的な学びを実現できるようにする。
  3. 問題解決能力

    「心理・福祉」に関する情報を的確に収集・分析することで問題を発見し、その解決をめざす力を獲得するための科目を配置する。

  4. 自律的・主体的・共感的態度

    1. 大学の主体的な学習に必要なスキルと自律的な態度を育成するために、学部共通の初年次教育プログラムを設ける。
    2. ゼミナールを中心として、少人数編成の科目を初年次から最終学年まで縦断的に設置することにより、教員や学生同士が互いに理解しあい、ともに学びあうことを重視した教育を実施する。
  5. 実践力

    1. 学生が自己の特性を知り、自身にあった職業選択を可能とするとともに、社会人に必要な知識やスキルを身につけるためにキャリア教育を実施する。
    2. 実社会の現状への理解を促し、社会参加に必要なスキルと態度を育成するために、学内において初年次から系統的に配当された PBL 科目を開講する。また、学外での体験学習を実施する。

評価の方法

受講態度や発表、課題など各回の授業で設定された学習の到達度とともに、定期試験・レポート等によって総合的な学習の到達度を教員が評価し、それを学生が確認する。最終的に、卒業研究において、ルーブリックを用いつつ、知識や技能を活用する能力を総合的に評価する。

ディプロマ・ポリシー
(学位授与の方針)

報恩感謝の心と幅広い教養

  1. 互いの「いのち」を尊び、感謝の心で接し合うことができる。
  2. 文化や社会、自然に関する幅広い教養を身につけ、自己の存在と関連づけて理解できる。

専門的な知識・技能

心理と福祉に関する諸課題に取り組むための専門的な知識・技能を修得している。

問題解決能力

  1. 心理と福祉に関する諸課題を見つけ、多角的かつ論理的に分析して、解決策を企画することができる。
  2. 自分の専門的知見を他者に分かりやすく説明し、心理と福祉に関する諸課題の解決に向けて協働することができる。

自律的・主体的・共感的態度

心理と福祉に関する諸問題に関して深い関心を持ち、積極的に関与する態度を備えるとともに、多様な人々に共感的態度で接することができる。

実践力

大学での学びをもとに、よりよい社会の創造と人々の幸福の実現のために、主体的かつ積極的に行動し、実社会で協働していく力を身につけている。

教員紹介