医薬品開発学講座

講座紹介

医薬品開発学は新薬のシード探索から始まり、非臨床試験、臨床試験、申請、承認、市販後調査、育薬に関連する学問です。本講座はその中で点眼剤に関する非臨床試験から育薬に関する各社の戦略・戦術の調査・分析を行っています。合わせてグローバルな市場開発に必要な固有の文化・宗教的な要因、特にハラール医薬品について調査を実施しています。

スタッフ

教授 中田 雄一郎

所属学生

  • 6回生:3名
  • 5回生:3名
  • 4回生:3名

研究詳細

1.眼科用製剤の開発調査

治療分野別(緑内障・炎症・アレルギー・角膜疾患)に、眼科用製剤の開発がどのように行われたかを処方の側面から各種公開情報等を用いて調査し、新しい眼科用製剤開発の参考になるデータを製薬会社他に提供しています。また、日本国内だけではなく、海外の眼科用製剤に関しても製剤開発に関わる情報を収集し課題分析を行っています。

2.アジア圏における医薬品開発(ハラール医薬品の調査)

成長の著しいアジア圏で医薬品開発を行う場合、レギュレーション、文化・宗教、経済の各側面から考察が重要です。その中の宗教制度の医薬品開発・製造・販売に及ぼす影響を調査しています。その中で現在はイスラム教のハラール制度に関連するハラール医薬品に関して調査・検討を進めています。日本国内でハラール制度は食品分野では良く検討されていますが、医薬品に関しての研究は非常に少ない状況です。

主な研究業績

2019年度

  • 中田雄一郎,OTC医薬品のハラール性調査‐訪日イスラム教徒へのOTC医薬品のハラール情報提供‐,大阪大谷大学紀要,54:41-55 (2020)
  • 今井輝子, 中田雄一郎, 大浦華代子,カニクイザル及びビーグル犬の皮膚における加水分解活性及びカルボキシルエステラーゼ 発現に関する肝臓・小腸との比較検討並びに加齢による影響,薬学雑誌,139:837-844(2019)
  • 稲葉一郎, 大浦華代子, 中田雄一郎, 今井輝子,ジェネリック医薬品―緩下剤センノシド―にみられる患者嗜好に関する検討,医薬品情報学,21:1-8(2019)
  • 中田雄一郎, 鰐渕健史:緑内障点眼剤の生物学的同等性試験, 大阪大谷大学紀要, 53:77-85 (2019)
    (国際学会発表)
  • Yuichiro Nakada, Kengo Mukai, Junji Mukai, Analysis of Development History of Medical Eye Drops in Japan, AFPS 2019 (Bali, October 23-27, 2019)
    (著書)
  • 亀井淳三,鈴木彰人(編):治験薬学(改訂第2版),南江堂,2019(分担執筆pp35-83)
  • 中田雄一郎:第16章 ハラール医薬品,ハラールサイエンスの展望(監修:民谷栄一,富沢寿勇),シーエムシー出版(東京),pp.141-150 (2019)

2018年度

  • 中田雄一郎, 葛城秀:医療用抗アレルギー点眼薬の処方解析, あたらしい眼科, 35: 1683-1687 (2018)
  • 中田雄一郎:経済活動から見た医薬品のハラル制度, 大阪大谷大学紀要, 52:15-22 (2018)
    (国際学会発表)
  • Yuichiro NAKADA, Significant design factors when considering ophthalmic DDS, 13th France-Japan DDS Symposium (Shima-shi, October 21-24, 2018)
  • Yuichiro NAKADA, Halal Pharmaceuticals: Opportunities and Challenges, The 1st International Conference on Halal Pharmacruticals and Cosmetics (Kawagoe-shi, October 6-7, 2018)

2017年度

  • 中田雄一郎:医薬品とハラル制度, 大阪大谷大学紀要, 51:1-14 (2017)

2016年度

  • Teruko IMAI, Satomi ARIYOSHI, Kayoko OHURA, Takashi SAWADA and Yuichiro NAKADA:Expression of carboxylesterase isozymes and their role in the behavior of a Fexofenadine prodrug in rat skin,J Pharm Sci., 105: 714-721(2016)
    (著書)
  • 中田雄一郎:製剤総則 6.目に投与する製剤(点眼剤・眼軟膏),第十七改正 日本薬局方解説書,廣川書店(東京),pp.A-107-A-115 (2016)

2015年度

  • 中田雄一郎:医療用緑内障点眼剤の開発変遷の分析, 薬剤学, 75(1): 65-71 (2015)
  • 中田 雄一郎:緑内障点眼剤の製剤・処方解析, 細胞, 47(6): 30-33 (2015)
  • Kayoko OHURA, Yuichiro NAKADA, Shunsuke KOTANI and Teruko IMAI:Design of Fexofenadine Prodrugs Based on Tissue-Specific Esterase Activity and Their Dissimilar Recognition by P-Glycoprotein,J Pharm Sci., 104: 3076-3083 (2015)

2014年度

  • 高田浩一,中田雄一郎:保存効力試験のための最確数法とマイクロプレートを用いた菌数測定法の評価,日本防菌防黴学会誌,43(2): 57-63 (2015)