
カリキュラム
フィールドワーク

歴史文化学科で、普段の授業と並んで重視しているのが、学外に出て実物に触れるフィールドワークです。歴史に直接触れることで得られる感動が、皆さんの好奇心を呼び起こし、そこから主体的な充実した学びがはじまると考えるからです。
「歴史文化フィールドワーク」の授業では、年に6回、1年生全員と歴史文化学科の教員が参加して、近隣の古墳、寺社、博物館などをめぐるツアーを行っています。教員の解説を聞きながらの見学に、時間を忘れてみいってしまうこともしばしばです。
また、2年生以上が履修する実習の授業でも多くの見学会が組み込まれています。
過去の訪問先
大阪歴史博物館、河内長野市観心寺、河内飛鳥(大阪府立近つ飛鳥博物館、一須賀古墳群、金山古墳、推古天皇陵、聖徳太子墓、大阪府立狭山池博物館ほか)、
国立国際美術館、あべのハルカス美術館、堺アルフォンス・ミュシャ館、兵庫県立美術館、神戸ファッション美術館、奈良国立博物館、東大寺、興福寺、新薬師寺、
大和飛鳥(水落遺跡、酒船石遺跡、飛鳥寺周辺、キトラ古墳、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、飛鳥資料館、奈良県立万葉文化館ほか)、
平城宮跡、天理(天理大学附属天理参考館、石上神宮、黒塚古墳、西山古墳ほか)
ゼミナール紹介
- 歴史学 梯ゼミ:信仰や伝承から東アジアの歴史文化を学ぶ
- 歴史学 貫名ゼミ:仏教史から日本の歴史文化を学ぶ
- 歴史学 馬部ゼミ:古文書を読み日本の歴史文化を学ぶ
- 美術史学 村田ゼミ:服飾・染織から日本の歴史文化を学ぶ
- 美術史学(西洋美術史) 今井ゼミ:絵画作品から西洋の歴史文化を学ぶ
- 美術史学(日本美術史) 苫名ゼミ:美術作品から日本の歴史文化を学ぶ
- 考古学 犬木ゼミ:古墳や副葬品から日本の歴史文化を学ぶ
- 考古学・古代史学 竹本ゼミ:出土文字資料から日本の歴史文化を学ぶ
- 博物館学・考古学・民俗学 狭川ゼミ:お墓や石造物から日本の歴史文化を学ぶ
過去の卒業論文題目
歴史学コース
- 『古事記』『日本書紀』における死の記述
- 平安期貴族社会の阿弥陀信仰
- 龍神信仰の諸流
- 庭訓往来の展開
- 明治初年の新政府神仏分離政策とその背景
- 蓮如―吉崎の御文―
- 高野山開創にまつわる伝説と根拠の意義
- 親鸞の吉水時代
- 太平洋戦争における死生観―神風特別攻撃隊の遺稿から―
- 「悪党」の減少と室町幕府
- 戦国大名武田氏の軍事動員
- 取次からみた足利義昭と織田信長の関係
- 伊達政宗の書礼札―周辺大名との比較を中心に―
- 吉田松陰による「韜鈐」の選択―畿南遊歴を中心に―
- マスメディアにおける「ミッチー・ブーム」の扱い―新聞と雑誌の比較から―
- 日本人の宗教観
- 高野山の歴史
- 戦争と平和
美術史学コース
- 関ケ原合戦図諸本の絵画表現について―大阪歴史博物館本を中心に―
- 金剛寺金堂三尊像の図像と様式について
- 藤田嗣治の戦争画について―《アッツ島玉砕》を中心に―
- 刀装具と絵画の関係について―横谷派と英一蝶を対象として―
- 観心寺《如意輪観音坐像》の女性性を巡って―造形と制作背景の観点から―
- 昭和初期における銘仙の流行と発展
- クリスチャンディオールの作品が戦後ファッションに与えた影響
- 小袖に見る光琳模様
- ロココ時代のフランス宮廷衣装
- アール・ヌーヴォーにみるファッションスタイル
- 《最後の晩餐》について―レオナルド・ダ・ヴィンチを中心に―
- ヴェネツィア・ルネサンス絵画の人物表現~ティツィアーノの《聖母被昇天》を中心に~
- 《アルノルフィーニ夫妻の肖像》―凸面鏡と結婚の表現についての考察―
- ヒエロニムス・ボス《最後の審判》―「最後の審判」図の伝統から―
- アルフォンス・ミュシャの表現技法―サラ・ベルナールの公演ポスターを中心に―
考古学コース
- 弥生時代の銅鐸絵画と土器絵画
- 水鳥形埴輪の分析―近畿地方を中心に―
- 鶏形埴輪の分類と編年
- 地下式横穴の玄室構造の分析
- 古墳時代における鈴鏡の分布と変遷
- 装飾古墳の図像の種類と変遷―福岡県・熊本県を中心として―
- 高安千塚古墳群の再検討―分析状況と横穴式石室―
- 高松塚古墳の壁画から読み解く死生観
- 朝鮮の食文化―三国時代から朝鮮時代まで―
- 中国古代の昇仙思想―古墓から見た不死不老観―
- 『古事記』におけるイザナミとイザナギの関係
- 斉明期における酒船石の用途
- 古代におけるトイレ遺構の形態的変遷
- とうふの日本伝来―『中臣祐重記』からみえる「とうふ」―
- 念仏寺陀々堂の鬼走りの起源
ポイント
- 高校で学んだ歴史をより深く理解することができる
- 歴史学・美術史学・考古学の三分野を幅広く学ぶことができる。
(たとえば1回生では「歴史学入門」「美術史学入門」「考古学入門」をすべて履修する)。 - フィールドワークや発掘など、歴史遺産に直接触れることができる。
歴史文化のスペシャリストに必要な実践力を培う4年間
4年間の学びの流れ
1回生基礎ゼミ1 | 2回生基礎ゼミ2 | 3回生ゼミナール1 | 4回生ゼミナール2 | ||||
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大学の学びに慣れ、歴史文化への興味を深める。 | 専門科目の勉強が本格化。自分の興味を探る。 | 基幹コース(歴史学・美術史学・考古学)のゼミに所属し、研究内容を掘り下げる。 | 卒業論文の執筆を通じて、学びの成果をまとめあげる。 | ||||
共通教育科目 (必修) |
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教 育 免 許 科 目 / 教 育 原 理 教 育 心 理 学 教 育 社 会 学 |
教 育 免 許 科 目 / 特 別 活 動 の 研 究 教 職 研 究 道 徳 教 育 の 研 究 教 育 方 法 学 生 徒 指 導 論 教 育 相 談 の 理 論 と 実 際 |
教 育 免 許 科 目 / 教 育 実 習 指 導 教 育 実 習 Ⅰ ・ Ⅱ 教 職 実 践 演 習 |
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共通教育科目 (選択必修) 外国語 |
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共通教育科目 (選択必修) |
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専門教育科目 (必修) |
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専門教育科目 (選択) |
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キャリア教育科目 (自由) |
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