文学部

学部長メッセージ

過去を学び、いまを見つめ、未来を切り拓く学問

文学部長 貫名 譲

大学とはどのような場所でしょうか。小学校から高等学校までのあいだで、さまざまな知識や技能を身につけてこられたと思いますが、大学はより広い知識の修得や専門的な研究を行っていく場所です。そして、社会に出て行くための準備をする場所でもあります。大学が高等学校までと大きく異なる点は、学生一人一人が自ら科目を選択し時間割を組んでいくことです。学年が上がるにしたがって学問の専門性はより高まり、最終的に卒業論文・卒業研究として4年間の学修・研究成果をまとめていきます。大学での学びは、社会に出てから、いや人生において、より充実した日々を送るための糧となっていきます。

さらに、いま大学に対しては、インターネットやAIなどのデジタル技術を活用した学修環境の整備・構築が求められています。また、教育のグローバル化も進められています。学ぶ側の学生さんからすれば、学ぶ環境がより充実していけば、それぞれが最も適した方法で学修や研究を深めることができ、人とのコミュニケーション・ネットワークを築いていくことができます。たとえば、オンライン授業の活用によって、授業を受ける場所の制約がなくなりました。これはインターネットに接続できれば、海外でも授業を受けられるということですし、また国内外を問わず他大学の授業にも参加することが今後可能であることを証明しました。

しかし、いくら技術が進歩し環境が整備されても、それらに振り回されてしまったのではまったく意味がありません。数多くある情報の中から必要なものだけを選択・活用し、他者とコミュニケーション・ネットワークを構築していくためには、的確に、情報を通して社会情勢を見極めていく力、相手の考えを受けとめ自らの考えを発信していく力を修得することが求められます。そのためには、まずは一人一人の人間力を高めることが必要不可欠です。

大阪大谷大学は文学部からスタートしました。世の中の趨勢として「文学部は時代遅れ」のような風潮も見受けられますが、学問の根幹は、読解力・分析力・表現力だと考えます。また、将来を模索していくことはとても重要なことですが、過去から現在(いま)に至る過程を踏まえなければ、いくら立派な言葉を並べ立てても、しょせん“砂上の楼閣”にほかなりません。本学部は日本語日本文学科と歴史文化学科の2学科があります。日本に住んでいながら、「日本の文学作品を読んだことがない、ましてや読み方が分からない」「それぞれの時代を、人々がどのように考え生きてきたかを知らない」というのでは、いくら情報環境が整備されても、いくら高度な技能を身につけたとしても、「わたし」を成り立たせているものが何なのかを知らなければ、私たちが情報に振り回されてしまいます。日本の言葉や文学を知ること、歴史を学ぶことは、過去を学ぶことだけではありません。過去を学び現在(いま)をみつめることは、未来を切り拓く大きな原動力となります。これまで培われてきた日本の伝統や文化が、いまの社会や私たちを作っています。過去・現在と未来を繋げ、私と他者(人だけでなく、自然界にあるすべてのもの)が共存していける方法を学べる場、それが大阪大谷大学の文学部です。

教育方針

教育研究上の目的
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

学科紹介