国文学科 1970年卒業森井 峯子[もりい みねこ](旧姓:道野):(元高等学校国語科講師)

大阪大谷大学(大谷女子大学)でどんな学生時代を過ごされましたか?印象的だったことをエピソードとしてご紹介ください。

今でも心に浮かぶ恩師との思い出。

学生時代は、恩師である乗岡憲正先生のもとで学ぶ日々を送りました。京都や松江、淡路…と、クラブ活動として“文学散歩”を実施。私たち学生は先生とともにさまざまな土地を訪ね歩きました。私たちは授業以外でも先生と親しく交流し、大人数の仲間で先生の自宅に押しかけることも多々ありました。

そんな先生のお宅を、卒業してから訪ねると大歓迎していただき、私たちが帰る際にはいつまでも見えなくなるまで見送ってくださった姿が目に焼き付いています。

現在、取組まれていらっしゃることは何ですか?どんなことに興味関心をお持ちかなど、〈今〉についてお話しください。

仕事を終えた今は自分が楽しむ人生へ。

大学を卒業してからは、併設校である東大谷高等学校に国語教師として就職。その後は3回他校へと転職し、仕事、仕事の毎日を送って忙しく働いてきました。そんな人生にあって、母校の山口逵子先生の紹介で結婚。仕事にも家庭にも恵まれ、64歳まで職を全うすることができました。現在は縁あって、大学キャンパスのすぐそばに住んでいます。

これからは、ボランティア活動や趣味の生け花など、自分自身の生活を楽しむ人生を送りたいと思っています。

大学創立50周年メッセージ ~ 母校、そして、後輩たちへ ~

「母校は大谷」。誇りを持てる学生生活を。

実は、私の2人の孫たちは、大谷幼稚園の園児でした。自分自身も母校の隣接地に住むなど、大谷とは浅からぬ縁を感じます。毎日のように学舎を眺めながら、ますますの発展を心から祈っているところです。若い後輩の皆さんには、在学中は周囲の人々を大切にし、よりよい人間関係を築いてその関係を保ち、さらに広げてほしい。

そして、社会人になってからも本学を背負っていることを忘れず、「母校は大谷です」と誇りを持って生きてほしいと思います。