薬学科 2015年卒業藤谷 美沙子[ふじたに みさこ](奈良県職員)

大阪大谷大学でどんな学生時代を過ごされましたか?印象的だったことをエピソードとしてご紹介ください。

友人と恩師によって合格できた国家試験。

薬学部で一番の難関は、薬剤師免許取得のための試験勉強です。私の場合も、その最中には何度も心が折れそうになりましたが、友人たちと励まし合い頑張り抜くことができました。それでも、試験前日には緊張も頂点に。そんなとき、焦る私に先生が「頑張らんでいいから…」と声をかけてくださったのです。これで気持ちも楽になり、本番はリラックスして臨めました。

仲間、先生、家族に支えられて獲得した薬剤師免許は、思い出の詰まった宝物です。

現在、取組まれていらっしゃることは何ですか?どんなことに興味関心をお持ちかなど、〈今〉についてお話しください。

公務員として成長し地域への貢献を目指して。

卒業後は奈良県庁の職員となり、ウイルスの検査や研究を行う日々を過ごしています。当初は検査法を覚えることだけで必死でしたが、2年目からは研究データをまとめて発表や論文を書く準備を行うなど、仕事の幅が広がっています。直近の目標としては、今の職場で自分自身が経験していない仕事を覚え、しっかり身に付けていくこと。

さらには、県庁内の他の業務や保健所での仕事なども修得して県民の方々の役に立ちたい。それが、将来の大きな目標です。

大学創立50周年メッセージ ~ 母校、そして、後輩たちへ ~

素晴らしい校風の中、充実した6年間に。

現在の業務内容は薬とは直接関係ありませんが、大学で学んだ知識は仕事に活かされていると感じます。在学中は、「これは何の役に立つのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。でもそれは、必ず将来のエネルギーとなります。国家試験のための勉強はハードですが、学生生活を楽しむことも忘れず合格を勝ち取ってください。大阪大谷は教員と学生の距離が近く、とても風通しのよい大学。

これからも、素晴らしい人材を育む大学であり続けてほしいと思います。