文学部
歴史文化学科では現地で歴史文化遺産に触れるフィールドワークを数多く実施しています。その中でも「歴史観光フィールドワーク」は、近年盛んな歴史遺産の活用事例を学ぶ機会となっています。
今年度第1回目は宇治を訪問しました。宇治は言わずと知れた「お茶」の町。日本茶の歴史を知る上では必須の産地です。さらに近年では平等院や宇治上神社が世界遺産に登録されており、様々な歴史文化遺産に恵まれた地域です。
まず、お茶と宇治のまち歴史公園でお茶を中心とした宇治の歴史を学びました。映像・体験型コンテンツや視覚資料が多く、誰にでもわかりやすい展示はありがたい限りです。昼休み後、「宇治関白」の藤原頼通が創建した平等院へ。平等院の内外はインバウンドの活況もあり、なかなかの人出でした。さらに宇治上神社といった日本最古級の神社建築を見学してから、最後に源氏物語ミュージアムを見学しました。当日は天気に恵まれて行楽日和で安心しました。とはいえ、もう既に暑かったですが…。
インバウンド需要の復活と受け入れ側の対応、歴史遺産を内外にわかりやすく発信する工夫など、現場を歩かなければ気づかないことが多かったのではないかと思います。
歴史遺産の活用と聞くと良いことのように思えますが、実際に現地を見学すると理解も変わることがあります。大阪大谷大学歴史文化学科で「歩いて学ぶ歴史」を体験してみませんか?きっと刺激的な経験になると思います。ぜひお待ちしております。