【歴史文化学科】本学博物館所蔵「貞明皇后所縁の宮廷服」が博物館明治村にて展示中です

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2025.10.17

文学部 博物館 

【歴史文化学科】本学博物館所蔵「貞明皇后所縁の宮廷服」が博物館明治村にて展示中です

愛知県犬山市にある博物館明治村では開村60周年記念として特別展「時代の扉をひらいた装い(ドレス)」が開催されています。(期間:10/11(土)~12/7(日))

大阪大谷大学博物館からは旧大谷女子短期大学被服学科の資料として保管していた貞明皇后(大正天皇の皇后)と女官の衣装や帽子、手袋が展示されています。準備段階では、博物館実習を履修している学生と村田ゼミ所属の学生が、資料を確認し、着装するマネキンの補正方法などを学びながら作業を進めました。会場では、明治村の方々と共に村田裕子准教授が展示を担当しました。11月の展示替えには学生も同行し実践する予定です。

前期展(11/7迄を予定)では貞明皇后御所用のビジティングドレス(昭和前期)や女官所用のマント・ド・クールと呼ばれる大礼服(大正期)、皮製の白長手袋が展示されています。

他にも博物館明治村の家具コレクションや成巽閣蔵の加賀前田家所縁の大礼服やイブニング・ドレス(明治期)などが展示され、日本の洋装スタイルの変遷を感じることができます。

博物館明治村には明治時代の建築物が数多く移築されています。展示会場の千早赤阪小学校講堂も明治30年頃大阪市北区の堀川尋常小学校として建設され、昭和4年(1929)に南河内郡の赤坂尋常小学校に移され、昭和51年(1976)に博物館明治村に移築されました。本学のある富田林市に隣接する千早赤阪村にあった小学校講堂です。何だか不思議なご縁に包まれながら、展示作業を終え会場を見学しました。ぜひ皆様にもご覧いただければと思います。(文責M)

(外部リンク)博物館明治村 特別展HP