薬学部
医療の現場で「チーム医療」が必要不可欠であり、医師・看護師・薬剤師をはじめ多様な専門職との密な連携が強く求められています。
大阪大谷大学薬学部では6年間の薬剤師養成教育を行っていますが、薬剤師として高い職能を発揮するためには、多職種を理解して実践的な連携ができる能力を養う必要があります。そのため、様々な医療専門職の学生との交流による多職種連携教育[IPE:Interprofessional Education]の強化を図り、入学早期から臨床現場や地域医療の現場で密な信頼関係を築く能力を身に着けることを目指しています。
そこでこの度、大阪大谷大学薬学部1年生と、四天王寺大学看護学部1年生で合同検討会を行い、医療の専門職教育を受ける1年生同士で交流を持つ機会として、「医療における多職種連携推進のための合同ワークショップ」を行いました。
◆実施日程
時期:2025年6月23日(月)、14:00-16:00 約120分
開催場所:四天王寺大学 9号館113講義室
開催形式:対面でのワークショップ
◆ワークショップ課題:
「患者さんの“困りごと”をチームでどう支える?」
〜薬剤師と看護師、それぞれの立場で考える多職種連携〜
最初に四天王寺大学看護学部長の山崎尚美先生よりご挨拶を頂戴し、次に大阪大谷大学薬学部薬学科浦嶋庸子講師より、本日のワークショップのねらい、課題内容について説明がありました。
最初に課題に取りかかる前にアイスブレイクとして、10分間で、自己紹介をし各学部に進学した理由などを紹介し、お互いを知るところから始めました。
次に各グループで司会(進行)、書記、発表者を決めたのち、課題についてディスカッションを行いながら互いの意見を述べ合い、発表に向けパソコンで意見をまとめていきます。
最後にグループでまとめた意見を前で発表すると同時に、他のグループの意見を聞き、みんなで学びを共有しあいました。
今回のワークショップでは薬剤師・看護師という職種がイメージでき、それぞれの職種における働く場所を再確認し、各役割分担を認識することができました。また、患者さんの“困りごと”を薬剤師と看護師、それぞれの立場で考えることにより、連携することの大切さ、チーム医療の重要性を考える機会となりました。
将来チーム医療を行う者として早期から信頼関係を築くことで、多職種連携の第一歩となるいい機会になったのではないかと思います。
終わりには各大学の教員よりチーム医療の重要性と将来チーム医療を担う学生へのエールが送られました。