
特別展のご案内
令和5年度春季特別展
「椿井文書をめぐる人々 ―拡散する偽文書―」
展示趣旨

椿井文書とは、江戸時代後期に山城国相楽郡椿井村(現在の京都府木津川市)出身の椿井政隆(1770~1837年)が創作した偽文書群の総称で、その多くは中世に作成されたという体裁をとります。それらは近江・山城・大和・河内などの広範囲にわたって分布するうえ、古文書だけでなく絵図や系図など様々な形態のものがあるため、大量に存在することが確認されています。今回の春季展では、椿井文書に関与した人々に触れつつ、販売や一族との交流で椿井文書が拡散していった実態を紹介します。
展示期間
令和5年4月3日(月)~令和5年6月19日(月)
開館時間
午前10時~午後4時
休館日
日曜日および祝日
入館料
無料
主な展示品
・平群姓正嫡椿井家系図(個人蔵)
・和州平群郡椿井村之絵図(尾張椿井家文書)
・河州石川郡磯長山寺伽藍全図会(個人蔵)
・金勝山大菩提寺八宗教院四至封疆之絵図(個人蔵)
博物館講座
4月15日(土)午後2時~
演題:尾張椿井家文書の史料的価値
講師:馬部隆弘氏(中京大学文学部教授)
※感染対策は各自でお願いします。