【日本語日本文学科】今年の日本語教育活動を振り返る!第3弾「日本語教育実習」
今年の日本語教育活動を振り返る最終回は「日本語教育実習」です。日本語日本文学科には、日本語教育コースがあり、日本語を母語としない人々に日本語を教えることについて学びます。「日本語教育実習」はその学びの集大成です。
12月3日(土)・4日(日)に大阪大学箕面キャンパスにて実習生3名が教壇実習を行いました。今年のテーマはなんと、「漫才をしよう!」です。(上の写真は「なんでやねん!」とツッコミを入れる様子)
大阪大学日本語日本文化教育センターに協力を得て、学習者役として、リトアニア、チェコ、ベラルーシ、イラン、中国、スイス、インド、カザフスタン出身の8名が参加してくれました。
1日目は、自己紹介とアイスブレイク、日本のお笑いの説明、漫才の視聴とその中で使われる表現の説明をしました。漫才はとても早口で方言も使われるので、上級の日本語学習者にとっても難しいものです。実習生は動画の速さを調整したり、表現や文化について説明したりして、わかってもらう工夫を行いました。
2日目は、1日目の復習としてボケとツッコミのクイズ、漫才のつくり方説明、ペアに分かれて漫才創作と練習、発表会「阪大M1グランプリ」、そして投票と表彰を行いました。
すべてのコンビが短時間に素晴らしい漫才を作って披露してくれました。コンビニバイトでの敬語の間違いや、国名「イラン」と「要らん」の聞き間違いを取り上げたり、それぞれ工夫されていて面白かったです!
日本のお笑いを楽しんでもらうという実習生たちの目標が達成され、参加者のみなさんからの評価もとても高かったです。人前で話すのが苦手だった実習生たちが大きく成長した2日間でした。
参加してくださった大阪大学の学生のみなさん、温かく見守ってくださった大阪大学の先生方、そして練習時にアドバイスをくれた先輩実習生たちに心より感謝申し上げます。
※大阪大学日本語日本文化教育センターの共同利用拠点事業のサイトでも今回の日本語教育実習について報告されています。