文学部からのお知らせ

【日本語日本文学科】2021年度の日本語教育活動を振り返る!第1弾「日本語教育実習」

お知らせ

コロナ禍で始まり終わろうとしている2021年度ですが、日本語教育活動は今年度もがんばりました!それらの活動を3回にわたって振り返りたいと思います。

今回は第1弾として、「日本語教育実習」を振り返ります。

日本語日本文学科には、日本語教育コースがあり、日本語を母語としない人々に日本語を教えることについて学びます。「日本語教育実習」はその学びの集大成です。

では、後期(12月11日・19日)の実習をご紹介しましょう。実習生が各自の目標を立て、学習者に楽しんでもらえる、そしてしっかりコミュニケーションが取れる授業を自分たちで一から組み立てました。

テーマは、「タコ焼きを通してオノマトペを学ぼう!」です。

今年度も大阪大学日本語日本文化教育センターに協力を得て、学習者役として、韓国、インド、ポーランド、ベトナムなど9か国13人が参加してくれました。

<1日目>

まずは、アイスブレイクで「何が落ちたゲーム」をしてなごんだ後、他者紹介。留学生たちも来日してから日が浅く、お互いを知るきっかけにもなりました。

             

そして、オノマトペ(擬音語・擬態語)や大阪の「粉もん」について学ぶ授業を行いました。実習生のとても堂々とした教師姿に成長を感じました。

           

<2日目>

たこ焼き屋で数年アルバイトをしている実習生が、美味しいたこ焼きの作り方を動画入りで説明しました。そして、調理室で実際にたこ焼き作り!

でも、たこ焼きを作ることが目的ではありません。作る作業の中でオノマトペを発見し、それで資料を作成して発表することがゴールです。

  

実習生の目標であった、楽しい授業、たくさんコミュニケーションをとるということが達成され、学習者として参加してくれたみなさんの評価もとても高かったです。

         

実習生たちは、達成感と満足感が得られ、日本語教師のやりがいや魅力を感じてくれたようです。練習時には、去年実習をした先輩が見に来てくれてアドバイスをくれたのも、とても素敵なことだと思いました。こうして次につないでいってくれたらと思います。

最後になりましたが、ご協力くださった、大阪大学の先生方、学習者のみなさま、関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。

※1:大阪大学日本語日本文化教育センターの共同利用拠点のサイトでも今回の日本語教育実習について報告されています。(http://www.juec.cjlc.osaka-u.ac.jp/news/date/2021/

※2:掲載の写真について、新型コロナウィルス感染予防に配慮しながら撮影時のみマスクを外しているものもあります。