文学部からのお知らせ

【日本語日本文学科】「日本語教育実習B」で世界の絵本をテーマにビブリオバトルを行いました。12/8・15(日)

お知らせ

2019年12月8日(日)・15日(日)

「日本語教育実習B」で世界の絵本をテーマにビブリオバトルを行いました。

日本語日本文学科には外国人への日本語教育について学ぶコースがあります。「日本語教育実習」はその総まとめとなる大切な科目。毎年、学生が主体的に計画を作り上げるプロジェクトワークを「教育実習」として実施しています。

プロジェクトワークとは、実際に日本語を使って活動することで日本語の習得を促進しようとする外国語教育の方法の一つで、今年は世界の絵本をテーマにビブリオバトル(本を紹介するコミュニケーションゲーム)を行いました。

教師役として授業を行う実習生たちに対して、学習者役は共同事業として参加してくれた大阪大学・日本語日本文化教育センターの留学生たち。日本発のコミュニケーションゲームであるビブリオバトルにも、日本の昔話の絵本にも、とても興味を持ってくれました。

まずは、実習生がバトラーとなって本を紹介します。『桃太郎』『猿蟹合戦』『花咲か爺』『浦島太郎』の紹介が終わり、チャンプ本に選ばれたのは、『花咲か爺』!!

今度は、留学生がバトラーになる番です! 最初に、出身国であるフランス、ベトナム、インドネシアの絵本を日本語で紹介するために原稿を書きます。バトラーとしてスピーチの練習もしなければ・・・。そして、スピーチの順番も決まりました。

緊張しながらも、留学生の皆さんは堂々としたバトラーぶり!!

紹介してくれたのは、『長靴をはいた猫』(フランス)、『ガイ・ケー』(ベトナム)、『ロロ・ジョングランの伝説』(インドネシア)、『プトリ・アユ』(インドネシア)、『おやゆびこぞう』(フランス)です。(発表順)

投票の結果、チャンプ本となったのは・・・『長靴をはいた猫』(シャルル・ペロー)でした!!

留学生の5人はこの活動を振り返り、「楽しい異文化体験ができた」「自分の国の絵本を日本語で紹介できてよかった」と、このプロジェクトワークを評価してくれました。

就職活動を控えた実習生たちにとっては、計画を立て、授業を実施し、留学生と交流したこの活動は、大変だけれどやりがいのある貴重な経験となりました。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。