人間社会学部からのお知らせ

寸劇発表会:社会福祉コースPBL授業紹介:社会福祉実習指導Ⅰ

イベント


 社会福祉実習指導Ⅰという科目は、次の年度に社会福祉施設等で取り組む実習の準備を行う授業内容です。学生は、社会福祉施設等の福祉現場を理解し、説明するという課題に取り組んでいます。前半は、講義を中心とした内容でした。実習施設の職員の方にも登壇いただき、基本的な知識や職員の仕事、実習生に求められることなどを学びました。後半は、そのような学びを踏まえ、理解したことを説明するプログラムに取り組んでいます。その一つが寸劇の発表です。

 実習予定の施設等で遭遇する場面を想定し、適切な対応や関わり方を寸劇で表現してもらいました。寸劇のシナリオを作成するためには、現場ではどのような支援場面があるのか、どのような利用児・者なのか、適切な支援や関わり方はどのようなものであるのか等、この科目以外の知識も必要となります。また、対象者の心情理解、支援や関わりの意図や根拠も説明できなければなりません。わずか数分の寸劇ですが、そのシナリオを作成するために話し合いを重ねてきました。その中で、学生たちは、支援の場面において一言を発するためには、様々なことを考えなければならないと気づいたようです。また、実習予定となっていない他の種別の現場のイメージも持つことができ、関わり方の参考にもなったようです。

 写真は、学生たちが利用児・者、職員、実習生の役に分かれて演じている様子です。場面の様子がリアルに伝わるように、真剣に演じてくれています。