人間社会学部からのお知らせ

【スポーツ健康学科】障がい者スポーツ指導論 実技を実施しました 10/26(火)・12/7(火)

お知らせ

●障がいのある人との交流(10/26実施)

 車いす卓球競技者を講師にお招きし、学生は「パイプ椅子に座った状態でプレーする」というルールで車いす卓球を体験しました。その後、講師より障がいのこと、生活のこと、スポーツのことなどについてお話しいただき、学生からの質問にも丁寧に答えて頂きました。
 学生に伝えたかったことは、健常者でも座ってプレーすれば車いす使用者と一緒に卓球を楽しめること、つまり少しのアイデアや工夫があれば障がいのある人と一緒にスポーツを楽しめるということです。また、実際に障がいのある人と関わり、学生それぞれが持っていた障がいのある人のイメージを前進させ、より身近に感じてもらいたいということも実技授業の大きな目的です。

  

●障がいに応じたスポーツの工夫・実施(12/7実施)

① 視覚障がいとスポーツ
 大阪市舞洲障がい者スポーツセンターのスポーツ指導員の方々を講師にお招きしました。アイマスクをした人、そのガイド役に分かれ、さまざまな障がい物があるコースをガイドが声をかけながら手引きするガイド体験や、アイマスクをして鈴入りのボールを打ち返す『ブラインドテニス体験』を行いました。
 視覚障がいのある人が、移動やスポーツをすることにどのような不安があるかを体験すると同時に、ガイド役がどのように伝えたら安心や安全を感じることができるのか、実感しながら学んでもらいました。

② ふうせんバレー
 まずは、ふうせんバレーのルールを理解し実践した後、チームの中から視覚障がいのある人役、車いすの人役、上肢を使えない人役を決め、ミニゲームを行いました。
③ ボッチャ
 ボッチャのルールを理解し実践した後、戦術やチームワークの重要性を伝えた上で、改めてミニゲームを行いました。
 学生達はこれらの種目を実践することにより、障がいのある人と一緒にスポーツを楽しむには、既存のスポーツの概念を破り、用具やルールを柔軟に工夫することが大切であることを理解しました。これから益々、健常者と障がいのある人がより豊かにスポーツを楽しめる世の中になることを願います。