人間社会学部からのお知らせ

スポーツ健康学科10周年記念講演会を行いました

お知らせ

*スポーツ健康学科10周年記念講演会第一弾*

日時:2021年9月22日(水)2限

場所:大阪大谷大学L教室

講師:米澤 和洋氏(株式会社ATHER代表取締役、米国NSCA公認ストレングス&コンディショニングコーチ・パーソナルトレーナー、日本スポーツ協会公認アスレチックトレーナー、健康・体力づくり事業財団公認健康運動指導士)

 スポーツ健康学科が10周年を迎えるにあたり、記念の講演会を今年度は2回開催することになりました。第一弾は、トレーナーとしてオリンピックに携わってこられた米澤先生にお越し頂きました。米澤先生は卓球、モーグルのナショナルチームに帯同され、選手のパフォーマンス強化とコンディショニングの最前線で仕事をされてきました。現在も日本卓球協会競技者育成委員会の委員として、選手の育成に携わっておられる一方、ご自身の会社がある東広島市の市民の健康や体力向上のために市と協力して様々な体育事業をされています。

 トレーナーになるためにはどういった資格を取得すべきか、またご自身の経験から、トレーナーに求められている資質について具体的に教えて下さいました。スポーツ健康学科の学生は、将来の職業としてトレーナーを目指している者も多く、メモを取りながら真剣に耳を傾けていました。講演後も直接質問をするなど、刺激を受けた学生がたくさん見受けられ、今回の講演会は大変有意義なものとなりました。

 冒頭で「怪我はアスリートの成績表に赤点をつけることと同じだ」とおっしゃっていました。選手が練習中に怪我をしたり、コンディションが悪く大事な試合で実力を発揮できないのは選手のせいではない、選手を支えている裏方の人間のせいだということです。米澤先生はその覚悟を持って誠実に仕事に向き合ってこられました。結果、多くの信頼を得られ一流のトレーナーになられましたが「日々成長するために努力する」「責任を持って誠実に仕事に取り組む」姿勢は、今も変わっておられません。このことはどの職業においても大切なことであり、会場にいる全員の胸に響きました。米澤先生、ありがとうございました。