人間社会学部からのお知らせ

2019年度 課題発見・解決演習(地域コミュニティ編) 実施報告

イベント


 人間社会学部では、将来の地域社会を担う人材を育成すべく、さまざまな科目を開講していますが、そのなかに「課題発見・解決演習(地域コミュニティ編)」という科目があります。

 この科目は、今年度、1回生から測定をはじめたジェネリック・スキル(とくに論理的思考力やチームワーク力等)の向上にくわえ、市民としての当事者意識を育てることを目的とするもので、学生は1チーム4~5名にわかれて、大学近隣でまち歩き・聞き取りをし、地域の課題を知るとともに、教員の指導をえながら、その課題を緩和・解決する企画を立て、発表します。

 この科目は、本学部教員の植木是・岡島克樹(人間社会学科)と小林未季代・松原裕一(スポーツ健康学科)が担当していますが、毎年、大学近隣にお住いの住民や市役所職員の方々からのご支援をいただきながら、実施しています。

 今年度からは、最近、認知度が上がってきているSDGs(注:2015年9月、第70回国連総会で採択された、2016年から2030年をカバーする世界目標「持続可能な開発目標」)に関する教員レクチャーにもとづき、学生たちがSDGsの達成に貢献する、地域プロジェクトを企画するようにしました。学生が立てた企画には、「買い物難民対策」(SDGsターゲット11.2「高齢者や障がい者を含む全ての人に対する持続可能な輸送システムへのアクセス保障」に対応)、「レジ袋ゼロ大学の実現」(SDGsターゲット12.4「化学物質や廃棄物の環境上適正な管理」に対応)などが含まれていました。