編成の方針

建学の精神「報恩感謝」ならびに教育理念「自立・創造・共生」に基づき、薬学に関わる科目を幅広く履修することによって、自立的に研究を遂行するために必要な能力を体系的に修得できるようにする。

カリキュラムの構成

「基盤科目」、「専門科目」、「演習科目」、「特別研究科目」を設置し、自立的 に研究を遂行する上で必要な、幅広い教養と専門的な知識・技能、問題解決能力、自律的・主体的・共感的態度、実践力を有する人材の育成をはかる。

教育内容・方法

1. 報恩感謝の心と幅広い教養
   「特別研究科目」、「演習科目」での個別指導を通じて、報恩感謝の心を身につけ、研究者として、自立して研究するために必要な幅広い教養を修得する。
2. 専門的な知識・技能
   「基盤科目」、「専門科目」、「演習科目」、「特別研究科目」の履修により、研究者として必要な高度な専門知識と思考力を身につける。
3. 問題解決能力
   「特別研究科目」、「演習科目」での個別指導を通じて、課題を自ら見出し、研究を遂行することにより問題解決能力を身につける。
4. 自律的・主体的・共感的態度
   「特別研究科目」、「演習科目」での個別指導を通じて、自ら真理を探求し、共感的態度を備えて教育・指導するための能力を身につける。
5. 実践力
   「基盤科目」、「演習科目」の履修により、情報収集、分析、情報共有・発信能力を修得し、国際的視野を身につけるとともに、「特別研究科目」、「演習科目」での個別指導を通じて、成果を広く社会に展開しようとする姿勢を養う。

評価の方法

授業への取り組み、研究成果、発表等での到達度と日常的な研究・教育姿勢をもとに、総合的に評価する。

報恩感謝の心と幅広い教養

1. 互いの「いのち」を尊び、感謝の心で接し合うことができる。
2. 生命の尊厳について深い認識をもち、幅広い教養を基に豊かな人間性を身につけ、広く社会に貢献する使命感と高い倫理感をもつ。

専門的な知識・技能

社会の発展と文化の向上に貢献できるよう、薬学領域における専門的な知識･技能を修得している。

問題解決能力

自ら課題を見出し、問題解決に向けて、修得した知識・技能を基に得た自らの成果を考察し、他者と協働して創造的にアプローチすることができる。

自律的・主体的・共感的態度

1. 博士論文において、研究領域に関する広範かつ深淵な知識と、独創的研究方法による明晰な分析と論理が提示され、社会的に広く利用価値のある研究が展開されている。
2. 広く社会と連携するためのコミュニケーション能力を有し、他者の立場に立って行動できる態度を身につけている。

実践力

情報分野、また国際社会に深い理解をもち、専攻分野における高度な専門的知識・技能を活用し、広く社会のために行動する力を身につけている。