教育学部からのお知らせ

大学の講義をチョットのぞいてみよう!~幼児教育課程論 編~

お知らせ

教育課程とはカリキュラムのことです。このカリキュラムに基づいて指導計画を立てます。保育では、小学校以降のような教科はなく、子どもの遊びを中心とした生活の中に教育の観点をしみこませていきます。教科も教科書もなく、遊びを中心とした活動なのに「カリキュラムってどういうこと?」「指導計画がいるの?」と思いませんか。なぜ、保育にそれが必要なのか、それを学ぶ授業です。少し保育の基礎基本を学んだ後の2回生前期の授業です。幼稚園教諭免許や保育士資格を取るために必要な科目です。

<講義のおすすめポイント>

深く考えていくと、とても難しいことをあつかっていて、また、なかなか現場に出ないとわかりにくい内容です。そのため、目標を二つに絞って、何度もそれを繰り返しながら学び、身につくようにしています。それ以外に二つのことを学んでもらっています。一つは、保育が今の形になった背景には、19世紀からの保育に携わってきたたくさんの人の功績があります。そのなかで有名な保育の理論家について、その人たちが書いた文章を読んで感想を書いてもらったり、グループで人物を調べてプレゼンテーションをしてもらったりしています。二つ目は子どもの人権を考えられる保育者になってもらいたいので、アンチバイアス教育についても取り上げています。

<講義を受けた後、こんな風になれます>

保育の基本を説明できます。
どのような保育をしたいか考えるきっかけを得ます。
自分の偏見に気づき、偏見をなくす保育をしたいと思います。

アンチバイアス教育では、海外の保育現場(オーストラリア)で見た写真を紹介しています。
子どもが触れる玩具も、年齢・性・肌の色などによる偏見を持たないよう多様な人がいることを経験できるように考えられています。

<今年の学生の反応>

オンライン授業でしたが、今年の授業を終了した学生さんは次のようなことを書いてくれました。

  • 価値観や固定概念が変わりました。知らない知識も沢山学べましたし、間違った知識を訂正することもできました。
  • 偏見は今でも人のことを傷つけてしまったり、率直な考えを邪魔したりしてしまうが、2歳から偏見を獲得すると知って驚いた。保育者が修正を助ける手助けに活かしたいなと思った。そのために、社会的正義を学ぶ教育を、もっと学ぶべきだと感じた。
  • なんとなくのイメージしか持っていなかったものをしっかり知ることができ、できるかどうかはこれからですが知識を付けて具体的なイメージを持てるようになりました。
  • この授業では、主に子どもの主体性を尊重することの大事さを学んだのが印象的です。
  • 以前では、保育者が全て物事を決め、それによって子どもが保育されていく、支援されていくものだと考えていました。しかし、子どもの主体性から得る力はたくさんあり、主体性を発揮できる子どもはとても将来にも良い影響力が養われていることを知りました。自分が将来保育現場で働くときは、子どもの意思や発想を大事にし、その主体性をサポート支援のできる、子ども中心の保育を行うように心がけたいと感じました。
  • この講義を受けるまでは教育課程と指導計画の関係も知らなかったし、保育をするにあたって環境がどれだけ大事かも知りませんでしたが、この講義を受けたことでそれらのことが学べました。
  • 保育の理論家のレポートを作成したことで、いろんな人の保育に対しての考え方を知り、新しい学びになりました。保育には人によって違う考え方があり、すべての人が同じ考えではないことを理解することが大事だと思いました。
  • もっと自分には知識が必要だと思いました。こんなに学ぶことがあることを知らなかったので、知識がしっかりと身につくかはわからないけど、できる限りのことは覚えたいし、それを保育士になることを考えひとつひとつ思い出しながら行動していきたいと思いました。
  • アンチバイアス授業が一番印象に残っており、将来自分が先生になったら差別をなくせるような保育をしていきたいと思いました。
  • 将来保育者になった際は主体性を大事にしたいと思っていたので今回授業を受け、具体的なビジョンが見えました。