教育学部からのお知らせ

大学の講義をチョットのぞいてみよう!~保育原理Ⅰ 編~

お知らせ

1回生の科目です。保育・幼児教育にかかわるたくさんの科目の「基礎」に当たる科目です。

保育原理Ⅰの内容は、大きく分けて、「保育とは何か」「発達について学ぶ」「保育の原理について学ぶ」「保育実践の展開」「保育者の専門性」の5つです。

<講義のおすすめポイント>

乳幼児期の発達の「ふしぎ」がわかります

乳幼児期には、「1歳半」「4歳半」の二つの節目があって、それを越えて大きく発達していきます。発達には順次性があります。全ての面が同じ速さで発達するのではなく、順番にズレながら発達します。この「ズレ」こそが乳幼児を理解する際のキーポイントです。

1歳半ころには、「~したい」「自分の力でやりたい」という思いや意思がめばえます。でもことばはゆっくり育つので、「イヤイヤ」が増えたり、してはいけないことをして怒られたりします。4歳半ころには、「〇〇だけど**する」と自分の気持ちを少しずつコントロールできるようになります。「もっとあそびたいけど、ご飯の時間だから片づけよう」と気持ちをきりかえることもできるようになります。でもまだまだ、自分の気持ちが先行してしまい、コントロールできないこともあります。

「何もできない」存在に思える乳幼児ですが、実は、とても発達の著しい時期なのです。

<講義を受けた後、こんな風になれます>

子どもたちのわかりにくい行動の「意味」や「理由」を理解し、適切な対応ができるようになります。

「どうしたのと聞いても答えてくれない」という困った状況も、「なぜ、すぐ泣いたり、すねたり、怒ったりするのか?」という疑問も、「思いはあるのに、ことばで表せない」そのギャップに原因があることがわかり、乳幼児への理解が深まり、もっと乳幼児が大好きになります。

<学生の反応>

【0歳から1歳半の乳幼児の映像を見た後で】

「赤ちゃんは何もできないと思っていたけど、自分でいろいろ考えて行動していることに驚いた」「1年で大きく変化しているのがわかり、乳幼児期の成長や発達のすばらしさを知った」といった意見が多かったです。

【講義全体を通して】

「乳幼児は何もできないから、いろいろなことをやってあげるという意識をもっていたが、乳幼児が自分でできるようになるための援助をすることの大切さを知った」という意見もたくさんあり、うれしかったです。

乳幼児期のすばらしさ、ふしぎをいっしょに学んでみませんか?

きっとたくさんの「発見」があります。