乳幼児教育および幼小接続のシンポジウム<乳幼児期から低学年児童期の「かがく」体験が育む「感性」と「思考の芽生え」-「もの」・「こと」と関わる遊びと他者との思考の共有->報告 3/3(日)
乳幼児期から低学年児童期の自然の「もの」・「こと」および「かず・りょう・かたち」と関わる遊びを通して、乳幼児の思考力の特性は何なのか、乳幼児期に芽生えた思考力が低学年児童期にどうつながっていくのかをテーマとしてシンポジウムを開催しました。今回はイギリスよりロンドン大学UCL教育研究所Cowan氏をお招きして、国内研究者、学生、保育者・教師・教育行政の方々が計63名参加し、乳幼児期の「かがくあそび」を就学後の学びにつなぐ教育・保育実践について研究交流をしました。
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◈記念講演
Psychology and education
-How empirical psychology can contribute to educational debates-
Dr. Richard Cowan (ロンドン大学UCL教育研究所)
辻弘美先生(大阪樟蔭女子大学,通訳兼コメント)
◈学生発表
学長裁量経費研究プロジェクト有志学生による「かがく」遊び実践発表
-1歳児「磁石遊び」・5歳児「磁力遊び」の実践を通して-
井上恭幸、天元里奈、藤井俊輔、今津杏佳音、鏡畑幸、長村由香莉(大阪大谷大学3-4回生)
司会/竹歳賢一
◈リレー提案
①低学年算数学習の学習における「思考力の土台」となる乳幼児期の
「かず・りょう・かたち」の体験について
岡部恭幸(神戸大学大学院)
②小学校理科天体分野の学習における「思考力の土台」となる乳幼児期の
「天体遊び」の体験について
富田晃彦(和歌山大学)
③理科学習に必要な「思考力の土台」となる低学年の生活科における
かがく体験について
三上周治(京都橘大学)
◈総合討議会
司会/長瀬美子
パネリスト/岡部恭幸、富田晃彦、三上周治、小谷卓也
シンポジウム実行委員/小谷卓也(代表)、長瀬美子、竹歳賢一
協力:大阪大谷大学 教育学部教育学科 保幼小理数教育グループ(小谷卓也・長瀬美子・竹歳賢一・開沼太郎・地下まゆみ・大倉孝昭)
場所:大阪大谷大学ハルカスキャンパス
付記:本シンポジウムは、 JSPS科研費18K02967 (研究代表:小谷 卓也)の助成を受けたものである。