2018/03/01
歴史文化学会とは、歴史文化学科の教職員と学部生、大学院生で組織する学内の学会です。
毎年、2月に大会を開催しています。
午前の部は、総会(会計報告など)と調査報告。調査報告は考古学・歴史学・美術史学の各領域から1本、志学会助成学術調査報告1本の計4本がありました。
1「河南町一須賀D5号墳・F3号墳測量調査について」(考古学領域 大谷舞 3回生)
2「羽曳野市松村家・吉村家古文書調査について」(歴史学領域 馬部隆弘 講師)
3「和泉市美術工芸品調査について」(美術史学領域 田中健一 准教授)
4「宮崎県女狭穂塚古墳(外周部)の発掘調査」(志学会助成学術調査報告 中野徒仁 3回生)
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古墳の発掘成果を発表する中野徒仁さん |
美術工芸品調査では、仏像の調査で大きな成果があったようです。現在は成分分析などの追加調査が行われています。詳細は近々に発表されることでしょう。
志学助成による宮崎県西都原古墳群の調査は昨年に続き2回目です。発掘調査歴のない学生たちにとっては貴重な体験になったことでしょう。沼口旅館での合宿生活も楽しい思い出になったと思います。
午後からは、各ゼミから選ばれた4回生の「卒論発表」9本がありました。
一つのテーマについて、2年間にわたって文献の渉猟・分析・執筆など、多くの困難に直面しながら仕上げた論文は、学生たちにとっては何物にも代えがたいものでしょう。自信に満ちた発表はそれを裏付けています。
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卒論を発表する池辺鈴華さん | 熱心に発表を聞く学生たち |
卒論発表の後に、平成29年度の「歴史文化学会賞」の受賞者発表と授与式が行われました。
今年度は、馬部ゼミの山口真希さんが受賞しました。
おめでとうございます!
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歴史文化学会賞を受ける山口真希さん | 卒論の発表者 |
最後に会場を11-302教室に移して懇親会が行われました。
歴史文化学科事務係の谷田貴子さんと学生たちが準備してくれた飲み物やお菓子などを前に、終始和やかな雰囲気でしたが、新2回生は所属ゼミが発表されると、掲示板に目を凝らしていました。
学生のみなさん、お疲れさまでした。(文責 T.T.)
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「今日はお疲れさん!」乾杯 |