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「令和2年度 大阪大谷大学歴史文化学会」を開催しました。2/25(木)

2021/02/25

歴史文化学会とは、文学部歴史文化学科の教職員と学部生、大学院生が中心となって活動している学内の学会です。毎年2月に活動成果を総括する大会を開催しています。

午前中は、総会(会計報告など)の後、調査報告、講演が行われました。

調査報告は、はじめに考古学の犬木教授から「千葉県香取市城山1号墳出土埴輪の調査研究」を、続いて歴史学の馬部隆弘准教授から「大阪大谷大学図書館所蔵椿井文書・岩崎家文書の調査について」を、次に美術史学の苫名悠講師からは「和泉市美術工芸品調査について」の報告がありました。

続いて、本学志学会から助成を受けて活動していたグループによる研究報告が行われました。

① 令和元年度学生企画研究活動助成事業報告[グループ研究活動]

「東北地方の宗教観」(2回生4名)

  〔東北文化遺産調査会「浄土思想を基調とする文化的景観の形成―世界遺産「平泉」―」〕

② 令和2年度学生企画研究活動助成事業報告[学術調査研究活動]

「妖怪と神との間―鬼のイメージ―」(3回生2名)

  〔神話・民間伝承研究会「神話と民間伝承の相互研究からみた地域史」〕

調査風景からは、貴重な史資料に向き合い、一生懸命に取り組んでいる様子が伝わります。

午前中の最後には、歴史文化学科教員による講演がありました。題目は次のとおりです。

  狭川 真一教授 「師匠と弟子の考古学―高僧の墓所調査から―」

専門的な事例を扱いつつ、図像資料も提示して分かりやすく解説してくださいました。学生たちは熱心に聞いており、新たな知見を得る貴重な勉強の機会となったようです。

お昼休憩のあと、午後からは、各ゼミから選ばれた4回生の「卒業論文発表会」です。

予期せぬコロナ禍の中、困難に直面しながらも、テーマの設定から、渉猟・分析・執筆を行い卒業論文を仕上げました。発表内容が充実していたのはもちろんのこと、発表態度も堂々としており、4年間の成長が感じられました。

卒業論文の発表後に、令和2年度の「歴史文化学会賞」の受賞者発表と授与式が行われました。

今年度は、歴史学の辻村さくらさんが受賞しました。おめでとうございます!

発表を真剣に聞く下級生の姿も印象的で、良い刺激を受け、先輩から学ぶことが多い充実した時間を過ごしたようです。

学生の皆さん、お疲れ様でした。

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