2017/09/13
8月10日(木)に「河内を歩く会」を実施しました。
はじめての試みですが、歴史文化学科の学生が多数参加してくれました。
まずは、13時半から事前レクチャーです。
今回の企画が普通のウォーキングと少し違うのは、地図を分析しながら、歩くコースや見所を自分で設定するところにあります。
トレーシングペーパーにコピーした現在の地図を、明治時代の地図に重ね合わせて、古い街道が現在のどの道にあたるのか探します。
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この作業をすることで、江戸時代以来の道が本学のまわりにもたくさん残っていることがわかりました。
15時に出発です。
猛暑のなか、地図を片手に東高野街道を突き進みます。
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古い街道沿いには、道標・地蔵・一里塚など、過去を探る手がかりが何かしら残っています。
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今回の目的の一つは、明治35年(1902年)に開通した河南鉄道(現在の近鉄長野線)の建設当時の痕跡を探すことです。
事前レクチャーでは、明治時代の地図で、道や川と線路が交差しているところをあらかじめマークしておきました。
東高野街道沿いに敷設された河南鉄道は、複線化や高架化されていないことも幸いして、注意深くみると、赤煉瓦で造られた橋脚やトンネルが意外と残されています。
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17時過ぎに、河内長野駅南側にある長野神社に到着しました。本殿は国の重要文化財です。
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当日は、5km以上歩いたことになります。
暑いなか、お疲れ様でした!
(文責:B)