2017/09/04
歴史文化学科では、毎年8月に「古文書学」や「歴史学実習」を受講する学生を中心として、古文書調査を実施しています。今年度も3日間、大阪府羽曳野市の旧家へうかがいました。
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初日と2日目に訪問した松村家は、江戸時代の村長である庄屋の役を長くつとめた家で、茅葺きと瓦葺きを組み合わせた大和棟の屋根がとても印象的です。その特徴をよく残しているため、国の登録有形文化財となっています。
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本学で「古文書学」の授業を担当されている山中浩之先生の指導のもと、学生は、松村家文書の調査と整理を進めました。
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今年度は、過去に作成した古文書目録の校訂作業を中心に行いました。
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古文書を一点ずつ丁寧に確認する、たいへん根気のいる作業です。
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無事、松村家での作業を終えたところで記念撮影。
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最終日は、松村家から程近い吉村家へ赴きました。吉村家は大庄屋をつとめた家で、国の重要文化財に指定されています。
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吉村家でも、過去に作成した古文書目録の校訂作業を行いました。
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昼休みです。重要文化財の縁側で昼食をいただくなど、そう滅多にできません。
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3時の休憩には、長屋門の日陰にてアイスをいただきました。
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調査に参加した学生からは、「最初は大変そうだと思ったけど楽しかった」「来年もまた来たい」などの感想が寄せられました。
とても楽しく、有意義な3日間を過ごすことができたのではないかと思います。
松村家、吉村家の皆様には、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
(文責:B)