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歴史文化学科の学生が「フィールドワーク」(学外授業)で大和飛鳥に行ってきました。11/19(土)

2016/12/14

1回生の「フィールドワーク」最後の授業は、奈良の飛鳥です。

マイクロバスでひた走り、まずは奈良文化財研究所飛鳥資料館を訪れました。


飛鳥資料館は、飛鳥の遺跡の最新成果が集約されている、とてもレベルの高い博物館です。展示では、飛鳥時代の技術水準がわかるように構成されているので、学生たちの驚きの声がたえません。

何に使われたのか議論中

写真の回廊はどこ?

    

山田寺跡の回廊の木のにおい

昼前に訪れたのは、奈良県立万葉文化館。

3つの展示室や飛鳥池工房遺跡の復原遺構、それから万葉庭園など盛りだくさんです。

古代をテーマにした現代絵画(撮影許可済み)  

   

集合写真(背後は万葉庭園)

飛鳥池工房遺跡の遺構の説明のあと、昼ご飯も含めて2時間ほど自由時間となりました。各自それぞれのペース配分を考えて自由に見学していました。

午後からは、少し歩きます。

万葉文化館から吉野川分水をたどり、飛鳥京跡苑池へ。
現在は池跡は復元されていませんが、ガイダンス施設ができています。

復元整備途中の状態を見学できる機会はなかなかありません。

暑くも寒くもなく、みなさん元気です。 

       

池はどのあたり?


飛鳥京跡苑池から地図を見ながら飛鳥宮内を北に進みます。

飛鳥寺まで来ましたが、現在の飛鳥寺の脇を通って、飛鳥寺の講堂跡へ。

礎石の凹凸の具合は?

                もとの飛鳥寺の北限

もとの飛鳥寺の北限を通りつつ、明日香村埋蔵文化財展示室へ到着。

隣には「あすか夢の楽市」があります。

展示室には、明日香村から出土した遺物を展示していますが、どれもこれも一級品ばかりです。

この囲いのようなものはいったい何だろうか。

一級品と聞くと、みなマジマジと見るようになり、質問・疑問もいろいろとわいてきたようです。

展示室の見学後、「あすか夢の楽市」で、飛鳥の食材を使って作られた食べ物を口にしている人もいました。

食材を通して地域を知ること。もちろんこれもフィールドワークの一環です。

最後に訪れたのは、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館です。

この博物館では、奈良県内の考古学の粋を集めた展示が行われています。

古代の奈良、ひいては古代の日本を知るには、まずはここに来るのが一番です。

秋の展示は、蘇我氏関係の特別展ということもあり、観覧者は多めでしたが、学生たちはそれぞれ関心のあるところから自由に見学していました。

古墳時代の巨大な埴輪を見上げながら歩く人、きらびやかな金銀・ガラス・玉類に目を引かれる人などなど、さまざまでした。

やっぱり鳴らしてみたい銅鐸

    

カメラにも気づかず、集中して見学している様子

遺物をめぐる活発な議論

博物館をあとにし、バスは定刻よりも早く大学に到着。無事に解散となりました。

みなさまお疲れさまでした。

また本日は、関西文化の日で繁多にもかかわらず、訪問した機関の方々からいろいろとご配慮いただきました。感謝申し上げます。

これで、今回も含めて全6回のフィールドワークを終えました。

1回生たちがフィールドワークを通じて学んだ成果をどのように生かしていくかは、それぞれの意識の持ちようであります。それらをなんとか生かせるよう、教員たちもできる限りバックアップしていきます。

受験生のみなさん。フィールドワークに興味のある方は、ぜひ歴史文化学科へご入学ください。教員一同お待ちしております。

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