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歴史文化学科公開講座「聖なるもののイメージ」を開催しました。10/29(土)

2016/11/09

歴史文化学科では、毎年、歴史や文化をテーマとする公開講座を開催しています。

本年度は10月29日(土)に「聖なるもののイメージ」をテーマとした講座を開催しました。

多くの文化には、それぞれ聖人や聖地といった超越的な存在や空間があり、それらは宗教や死生観に深く関わっています。埴輪や仏像、宗教画には、そのような「聖」なるもののイメージが色濃く反映されています。今年の講座では、歴史文化学科の教員3名が、各々の専門(考古学・日本美術史・西洋美術史)から「聖」に関わる様々なイメージを紹介しました。

まず、考古学を専門とする犬木努教授が「埴輪の論理と構造」について講演しました。

犬木教授は、埴輪に何が表現され、そして表現されていないのかを多くの資料を提示しながら説明し、埴輪の配置されている「場」の推移や古墳の形より「聖」なるものをイメージした存在について考察しました。

つぎに、日本美術史を専門とする田中健一准教授が「仏像への聖性付与」について講演しました。上代の人々がもつ仏像と仏身への祈りのイメージ、法隆寺夢殿観音像とその聖性について関連資料や発見時のエピソードを交えて解説しました。

最後に、西洋美術史を専門とする今井澄子准教授が「西洋における聖母マリアのイメージ」を講演。新約聖書でのキリストの母マリアのイメージから、崇敬対象としての聖母マリアへの歴史的な移り変わりについて、文献や絵画資料を用いて説明しました。

その後、休憩をはさんで全体質疑・討論を行いました。村田准教授の司会のもと、各々の先生方が会場から寄せられた質問に答える形で進められ、講演の内容についてより深くお話しをしていただきました。

閉会後のアンケートには、「聖性というイメージについて考古学、美術史から検討することで、様々なアプローチがあり興味深かった。」「資料が豊富でわかりやすかった。」等の感想をいただきました。

講座は1時半から5時までの長時間にわたりましたが、皆さん熱心に耳を傾けてくださいました。当日聴講に来てくださった皆様、誠にありがとうございました。

そして、裏方として活躍してくれた学生スタッフの皆さん、ありがとうございました。

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