2015/01/09
歴史文化学科の1回生が、学外授業「フィールドワーク」の一環として、平成26年11月15日(土)に大和飛鳥に行ってきました。
最初の見学先は飛鳥資料館。銀杏の葉が綺麗に色づいています。
当日は、やや肌寒いとはいえ、ウォーキングには絶好の秋晴れになりました。
資料館の前庭には、須弥山石のレプリカ(復元品)が置かれています(本物は館内に展示されています)。このレプリカも実際に水が噴き出す仕組みになっていますが、残念ながらこの日は見られませんでした。
今回観覧したのは、秋季特別展「はぎとり・きりとり・かたどり―大地にきざまれた記憶―」。
飛鳥京や藤原京において検出された様々な遺構から剥ぎ取られた「土層」などが展示されています。
これらの「剥ぎ取り」資料は、それぞれかなり大きいものなので、普段はほとんど展示される機会がありませんが、今回のような広いスペースに展示されると、発掘現場さながらの臨場感があります。
飛鳥池遺跡の工房跡で検出された「炭層」の「剥ぎ取り」です。
展示室の一角には、新旧さまざまな発掘器具も展示されていました。学生たちも興味津々です。
山田寺跡で出土した「東面回廊」も復元展示されています。実際に出土した部材を樹脂含浸して強化した上で、立体的に展示しています。
かつて山田寺に安置されていた仏像の頭部。レプリカですが、間近で見る仏頭は大迫力です。
展示室の外で、歴史系の図柄のパズルに興じる学生たち。
(文責:T.I)