2013/09/30
文化財学科では、8月6日(火)および7日(水)に学科の蔵書の整理作業を行いました。作業に参加したのは、主に考古学領域の教員(犬木・長友)および大学院生・学部生です(参加してくれた院生・学部生の皆さん、お疲れさまでした)。
文化財学科には、全国各地の教育委員会や埋蔵文化財センター、博物館や美術館などから毎年、多数の刊行物が寄贈されています。それらは、博物館3階の受贈交換図書室などに収納されていますが、最近寄贈された図書については、整理作業および分類・配架が追い付いていない状況でした。
これは図書を整理する前の状況です(“ビフォー”の状態です)。
各地の自治体や研究機関から送られてくる図書が、文字通り山積みされている状況です。毎年、本棚1棹分くらいずつ、コンスタントに増えているのではないでしょうか。
これらの図書は、通常の書店などに出回ることのない、限定部数の非常に貴重なものです。なかでも全国各地の遺跡の発掘調査報告書は、発掘調査終了後に住宅建設や道路工事などによって姿を消してしまった遺跡について、様々なデータを提示してくれる、かけがえのない情報源なのです。
これは整理作業後の写真です(“アフター”の状態です)。
お手伝いいただいた学生の皆さんの頑張りで、図書の整理を進めることができましたが、書架に仮収納した図書を整理する作業は、まだまだ残されています。また、今後も全国各地から沢山の図書がどんどん送られてきますので、少し油断すると、すぐに「整理前」の状況に戻ってしまいます。
今後とも、定期的に図書の整理作業を進め、より使いやすい蔵書環境を維持できるよう努めたいと思っています。
(文責:T.I)