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「芸能鑑賞法Ⅰ」授業風景紹介☆

2012/05/08

大学広報です。日本語日本文学科 准教授 横田隆志先生に「芸能鑑賞法Ⅰ」に関して伺ってみました。

 

 「芸能鑑賞法Ⅰ」とは、どんな授業なのですか?

600年の歴史をもつ能や狂言の見方を紹介する授業です。

なんだか難しそうですね。
でも見所が本当にたくさんあるんですよ。例えばこの能面を見てください。授業でも実物を持参してクイズを出すのですが、何歳くらいの女性に見えますか?横田先生授業風景(小面)
20歳くらい?
もう少し若くて、実は17、8歳くらいです。この面、小面(こおもて)といって、よく使われています。これさえつければ、誰でも高校生くらいの年の女の子に変身できるんですよ。そしてこの面には、ひとつ秘密があります。なんだと思いますか?
さあ、なんでしょう?
顔を上に向けると笑い顔に、うつむけると泣き顔になるんです。
へえ。。。。
授業では必ずビデオを見てもらいます。そして受講生のみなさんには、例えば「小面はドラマの進行にそって表情を変化させます。この面をつけた女の子が笑っているのか、泣いているのか注目しながら見てみましょう」と呼びかけた上で鑑賞してもらいます。いかがですか、見るときのとっかかりができたでしょう?横田先生授業風景-1(学生)
そうですね。
登場人物も多彩です。恋するおじいさん、蛇になった女、一途な恋心を秘め続けた乙女、見栄っ張りな山伏、隙さえあれば仕事を怠けようとする男などなど、本当にいろいろですね。あと鬼や霊、神、木や花の精など、霊的性質をもつ役が多いのも特徴です。役者さんたちは、能面の力などを借りながら、そういう多様な役になりきって、今も力のある劇を上演してくださっています。
なんだかいろいろな内容がありそうですね。
そうですね、舞台からはたくさんの情報が発信されています。登場人物が演じるドラマそのものはもちろんのこと、衣装の着方や文様、演技、小道具、音楽、セリフなどにいろいろな意味がこめられているんです。それを一つでも二つでも自分で解読できると、文字通り見方が変わりますね。この授業でめざしているのは、そういうことです。
なるほど。
能にせよ狂言にせよ、知れば知るほどはまっていく世界です。その世界を少しでも感じ取ってもらうことで、なぜ能や狂言が600年も生き続けてきたのか理解してもらえると授業としては大成功ですね。
主に1回生の選択科目ということですが、中には上級生の姿も多く見られるとか。ぜひチェックしてください☆

          

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