VISION 2025

OSAKA OHTANI VISION 2025

2025年の大阪大谷大学像

大阪大谷大学は、創立50周年を迎えるにあたり、これまでの歩みを顧み、かつ未来に向かうべき道を見据え、10年後の2025年(令和7年)の大学像を、以下のようにまとめる。本学に関わる全ての人々の力を結集し、本学の未来に対する想いを共有しながら、その実現に邁進する。

「報恩感謝」の心で、自らを高め、
人や社会に貢献する能力や態度を育む大学

本学は、大乗仏教の精神である「報恩感謝」を建学の精神とし、自分が無数の「いのち」に支えられていることを自覚し、その恩をたずね、感謝の心をささげつつ生きていく人間の育成を目指している。この「報恩感謝」の心を、正課・課外活動を通じて、学生に深く身につけさせる。そのことを通して、学生が自らを磨き高め、人や社会に貢献する能力や態度を育む。

「自立」「創造」「共生」の実現のため、学生が未来に必要となる資質・能力をしっかり身につけさせる教育力のある大学

常に学生目線に立ち、学生が未来を切り開くために必要な資質・能力をしっかり身につけることができる教育プログラムや授業方法を開発し、実施する。その教育プログラム等の成果を把握し、改善につなげる。これらのことをとおして、学生が社会に広く認められる資質・能力を獲得し、深い満足をもって巣立っていける教育力を備える。

学生の悩みに適切に対応し、学生に多様な交流や
安心して勉学に励む環境を提供する大学

就職や経済的負担、心身の健康等、学生が抱える様々な悩みに適切に対応できる体制を強化する。また、キャンパスのリニューアルを図って快適な学習環境を整備する。

活発な知の創造・提供をとおして
社会の発展に大きく貢献する大学

人文科学、社会科学及び自然科学を教育研究する総合大学ならではの学際的で特色ある研究を推進し、その成果を大学における教育や社会に積極的に還元する。また、本学教員の専門的な知見を地域の発展のために活かす。これらのことをとおして、社会の発展や地域社会の活性化に大きく貢献する。

生涯学習の拠点として、地域に生き、愛される大学

地域社会との連携を推進するとともに、大学のもつ様々な「知」を、地域社会に積極的に提供し、生涯学習の拠点となる。

基本方針

大阪大谷大学は、「2025年の大阪大谷大学像」を実現するための基本方針を、以下のとおり定める。この基本方針をもとに「アクションプラン」を作成し、内部質保証システム(PDCAサイクル)の実質化を図り、大学改革を進めるものとする。

教育

  • 学生、教職員を対象に、建学の精神の理解・浸透を図る。
  • 教養教育及び専門教育の充実を図るとともに、学士課程教育の質を保証する。
  • 多様な教育方法を積極的に取り入れ、学生の主体的な学びを支援する。
  • 学習成果の把握とフィードバックを通じて、学生の成長と学びの成果を保証する。
  • 学生の多様なニーズに応えるために、組織的な支援及び環境整備を行う。
  • FD活動を通じた教育力向上への取り組を強化する。
  • 高大接続を強化するとともに、入学前教育、初年次教育の充実を図る。
  • グローバル人材を育成するため、英語教育等の充実を図る。
  • 大学院教育の充実と入学者の確保
  • 学部・学科等の再編について検討する。

学生支援

  • キャリア教育、キャリア支援の一層の充実を図る。
  • 本学独自の奨学金制度を再検討し、経済支援の充実を図る。
  • 心身に悩みを抱える学生に対する相談体制の充実を図る。
  • クラブ活動やサークル活動の積極的支援を行う。
研究

  • 本学の特色を生かした研究、新しい特色の基盤となる研究、強みのある研究を積極的に支援し、新たな知見の発見や社会的課題の解決など研究を通じて社会に貢献する。
  • 研究支援体制の強化を図り、外部研究資金獲得の支援を行う。
  • 企業等との共同研究や地方自治体等からの受託研究に積極的に取り組む。

社会貢献・地域社会との共生

  • 地域連携の推進を図る。
  • 地域連携体制を整備する。

大学運営

  • 大学教育の高度化・多様化に対応するため優秀な人材を確保するとともに、教職員の能力・資質向上を図るべく、SD・FD研修を充実する。
  • 健全な大学運営のための安定した財務基盤を確立する。
  • 「志学台キャンパス整備基本構想」に基づくキャンパスの整備を行う。
  • 広報機能の強化による大阪大谷大学ブランドの確立を行う。
  • ガバナンス機能の強化及びコンプライアンスの推進を図る。
  • 自然災害や感染症、事件・事故等の危機管理体制を強化する。
  • PDCAサイクルをより実質化し、教育をはじめとした大学運営を着実に改善・向上させる。