社会連携

富田林市との連携活動

富田林市との連携活動

富田林市との連携活動

2007年3月に、教育・文化・環境等様々な分野で協働し、地域社会に貢献するため、富田林市と連携協力に関する基本協定を締結しました。以来、お互いが有する知的財産、歴史的・文化的資源を活かし、多様な事業・行事を企画・運営して地域の活性化を図り、豊かな街づくりに取り組んでいます。

大阪大谷大学では、大学の長期計画である「Ohtani Vision 2025」において、「人文科学、社会科学及び自然科学を教育研究する総合大学ならではの学際的で特色ある研究を推進し、その成果を大学における教育や社会に積極的に還元する。また、本学教員の専門的な知見を地域の発展のために活かす。これらのことをとおして、社会の発展や地域社会の活性化に大きく貢献する」としています。

本学が位置する富田林市との連携においては、市の各種審議会や委員会、セミナー、講座等に委員や講師として教員を、あるいは、ボランティアとして学生を派遣するなど、多岐にわたる事業を展開しています。

取り組み事例

富田林市若者会議

◆若者施策に関する取り組み

地域社会を担う人材育成の取組/人材育成上の効果調査・事前研修を実施

富田林市では、「富田林市若者条例」の制定に基づき、若者が市政等に参画する機会を確保するために「富田林市若者会議」を創設、2021年5月、若者会議をスタートされました。公募により選出された委員は、若者の視点から、具体的な政策・事業を考え、市に対して提案するための活動が行われます。

初年度より、本学では教育的効果の観点から当事業を推奨し、教授会での告知や本学学生の募集を行ってきました。第1期(2021年度)は、学生4名(当時、歴史文化学科3回生1名、人間社会学科3回生3名)が、翌年度第2期には、学生5名(当時、教育学科3回生・2回生各1名、人間社会学科3回生・2回生各1名、スポーツ健康学科2回生1名)が、委員として活躍しました。第3期(2023年度)においては、人間社会学科1回生1名が、委員に選出され、活躍しています。9月10日(日)には、他の委員と共に、市長への施策提案に臨みました。

一方、社会連携の一環として、若者会議が参加者にもたらす人材育成上の効果について、本学人間社会学部 岡島教授、教育学部 中島准教授により、参加者を対象に調査が行われ(富田林市教育委員会後援)、その結果は、2022年3月『富田林市若者会議への参加がもたらす人材育成上の効果.―シティズンシップ教育ルーブリックの試作とその活用,次年度以降のための教訓―』として調査報告書にまとめられ(「大阪大谷大学教職教育センター紀要, vol.13, 2022)、その結果を富田林市市長と教育長に報告されました。

大阪大谷大学は、若者会議委員への事前研修を行う等、引き続きこの事業に関与し、本学の知見を活かし、学生の地域社会における学びと地域連携を推進して参ります。

教育学部 幼児教育専攻におけるLGBTQ課題解決・理解促進に向けた取組

◆LGBTQ施策に関する連携

教育学部における"ジェンダー・多様性の教育"・・・地域連携/教育・研究の実践

2023年度、富田林市 人権・市民協働課と、本学教育学部 幼児教育専攻とのLGBTQ の課題解決・理解促進に向けた取組が始まっています。
本学においては、井上 美智子教授を中心として、市の事業である「多様な性・家族のあり方に関する絵本の読み聞かせ」に、学生を派遣することを中心に取り組む予定です。
この事業は、幼少期のお子さま(主に幼稚園児)に、絵本の読み聞かせなどを通じて、自分らしく生きることの大切さを第一に、多様な性・家族のあり方を伝えることを目的に実施されています。

富田林市「金剛中央公園の未来をみんなで考えるワークショップ」に 本学学生も参画しました

地域社会を担う人材育成の取組/地域連携・まちづくり・学生の地域活動参加

富田林市では、2022年3月策定の「金剛地区施設等再整備基本構想」に基づき、金剛中央公園のリニューアル整備にかかる基本計画を策定されます。これは、金剛中央公園が地区のシンボルとなる魅力的な多機能施設となり、地区住民が多様な使いこなしのできる空間へと再編することを目指すものです。この策定過程に、利用の主体となる市民等の意見を反映させるべく、2022年度夏、幅広い世代の住民によるワークショップが開催されました。

大阪大谷大学では、この取組の趣旨に賛同し、全学的に学生の参加を募り、結果、文学部、教育学部、人間社会学部の学生有志19名が、このワークショップに参画しました。

なお、ワークショップをより効果的に進めるため、富田林市の協力のもと、本学学生を対象に、8月2日(火)19時から、Zoomによる事前説明会が開催されました。学生は、冒頭、本学人間社会学部 岡島教授によるレクチャーを受講、その後、富田林市金剛地区再生室から、今事業の背景や中央公園の状況、ワークショップのグループ構成や内容、今後の予定など詳しい説明を受け、本番に備えました。

教富田林市市役所金剛地区再生室および金剛地区に置かれた交流拠点 「∞KON ROOM(インフィニティットコンルーム)」との連携・金剛地区の課題取組

◆人間社会学部人間社会学科における取り組み事例

地域社会を担う人材育成の取組/地域連携・・・地域再生取組

本学人間社会学部では、将来の地域社会を担う人材を育成すべく、さまざまな科目を開講しています。今事例は、正課科目「課題発見・解決演習(地域コミュニティ編)」において、2021年度に実施された、富田林市市役所金剛地区再生室および金剛地区に置かれた交流拠点「∞KON ROOM(インフィニティットコンルーム)」と連携して実施した課題解決型学習(Problem Based Learning、PBL)で、4名程度の学生が1つのチームを形成し、課題を解決する取り組みを企画するものです。

地域社会を担う人材育成の取組事例の紹介
SDGs未来都市・富田林 健康×SDGsシンポジウム

◆「富田林市SDGs未来都市」に関連事業との連携協力

シンポジウムを後援/本学教員が基調講演/産官学医 スポーツ健康学科学生によるビジネスプラン発表

2020年7月、富田林市は内閣府の「SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業」に選定され、様々な取組が展開されました。2020年度事業の集大成として、2021年3月14日(日)、「"いのち輝く"未来の富田林」を考える機会として、「健康」と「SDGs」をテーマにオンラインシンポジウムが開催されました。本学はこの事業を後援し、SDGsに関する講演として、本学人間社会学部 岡島克樹教授をはじめ有識者による基調講演、本学スポーツ健康学科学生による「健康」をテーマにしたビジネスプランの発表など、様々なステークホルダーによる発表が行われました。学生は、座学・調査・発表による課題解決型学習(Problem Based Learning、PBL)に参加し、審査員によるアドバイスとともにその頑張りに高い評価を受けました。

「SDGs未来都市・富田林 健康×SDGsシンポジウム」3/14(日)開催
<人間社会学部 岡島教授・スポーツ健康学科学生出演>

富田林市公式Web関連サイト

健康×SDGsシンポジウム
【 ACT FOR 2030 ! SDGsとこれからの富田林をみんなで語るローカルダイアログ(学生編)】

地域社会を担う人材育成の取組に連携協力

富田林市は内閣府の「SDGs未来都市」に選定され、さまざまな健康・環境×SDGs普及啓発事業が開催されました。その一環として、カードゲーム手法で地域課題を語るローカルダイアログが実施されました。本学においても広く学内に周知し、結果、本学学生9名(2021年度当時 人間社会学科2・3回生7名、スポーツ健康学科3回生2名)がこの事業に参加、 SDGsの実現に向けてアイデアを出し合いました。

【参加者募集!】<SDGsとこれからの富田林をみんなで語るローカルダイアログ>に参加しませんか?
12/25(金)締切
「富田林テレビ」で富田林市産官学医包括連携協定「TOMAS」での取り組みを報告
◆人間社会学部スポーツ健康学科における取り組み事例 産官学医連携/健康増進・・・学生参加によるPBL型事業の展開

富田林市が月1回放送しているインターネットテレビ「富田林テレビ」では、今年度、富田林市が『SDGs未来都市』及び『自治体SDGsモデル事業』に選定されたことを機に特集が組まれました。 『自治体SDGsモデル事業』の核となる<富田林市産官学医包括連携協定「TOMAS」>のパイロット事業"あすラクからだ教室"(2019年度実施)について、2020年8月、産官学医の関係者が出演し、本学からは、スポーツ健康学科 池田香代講師(当時)と、スポーツ健康学科学生が出演し、取組のきっかけや内容について報告しました。コロナ禍等によりしばらくほぼ休止を余儀なくされていましたが、2023年度より段階的に関連するプログラムが再開されています。

【スポーツ健康学科】池田香代講師と4回生原田夕貴さんが「富田林テレビ」に出演し<富田林市産官学医包括連携協定「TOMAS」>での取り組みについて報告しました!8/26(水)※YouTubeにて見逃し配信しています!
市民ワークショップ事業 市民会議Mira-tonを通じた学生派遣によるPBL人材育成事業

市の将来計画の根幹である<富田林市総合ビジョン>を推進するためのワークショップ「未来の富田林をあなたと描く市民会議"Mira-ton"」に毎年学生たちも参画し、市民や市職員の方々の熱い「富田林愛」に触発されながら、富田林市の大切な未来を創造するプロジェクトに積極的に取り組んできました。

富田林市公式Web関連サイト

Mira-ton
学生による研究成果発表の公開 取組事例

この他、学生による研究成果発表を公開する取組も行っています。

  • 2020年度

    「岡島ゼミと語るSDGsと南河内の現状」②

    人間社会学部人間社会学科の岡島克樹ゼミ有志

    市民の方のまえで、市民団体によるSDGsに関する取組のなかで最先端を行くと評価される「SDGsグローバル指標のローカル化」取組について行なった文献調査、その結果を南河内地域にあてはめた経験について語りました。

  • 2021年度

    人間社会学部スポーツ健康学科の中道厚子ゼミ

    「多文化共生」「少子化対策」「子育て支援」の3つの視点から、富田林の現状と課題を分析・研究した成果を、集まられた市民の前で発表しました。

    とんだばやし白熱教室実施報告(スポーツ健康学科中道ゼミ)
富田林市ドリームフェスティバルを通じた学生派遣によるスポーツ振興事業

過年度において、毎年7月に実施されてきた「富田林市ドリームフェスティバル~ボールパークの思い出を子どもたちに~」では、人間社会学部スポーツ健康学科の学生たちが来場者調査を行い、市民のスポーツ振興のための提言を市職員や球団職員に向けて実施したり、硬式野球部がボールボーイや試合前の練習補助、場内整理などを担当したりしました。本学合唱団による、プロ野球公式戦のオープニングセレモニーでの国歌斉唱も担いました。

「2023 富田林ドリームフェスティバル」 大阪大谷大学 硬式野球部、ダンス部が地域貢献
災害時における支援に関する協定を締結

2016年度には、本学と富田林市は「災害時における支援に関する協定書」を締結し、大規模災害時における避難所としての施設提供をはじめ、学生ボランティアによる避難所支援など様々な防災プロジェクトに取り組んでいます。その一環として、学生たちが市の要請に応えて「総合防災訓練」にボランティアとして参加したり、また、大学祭「志学祭」でも、富田林市市長公室危機管理室をはじめ、地元の錦織地区総代会、錦織自主防災連絡協議会、自衛隊大阪地方協力本部の方々のご協力をいただいて、防災企画を実施しています。

2017年度には、市と共催で防災に関する公開講座「巨大地震に備えて―備えあれば憂いなし―」をシンポジウム形式で開催しました。

富田林市連携防災講座「巨大地震に備えてー備えあれば憂いなし!ー」を開催しました。1/20(土)
公開講座・連携講座など

富田林市公民館との公開講座共催事業
地域連携/市との共催事業・・・公開講座・生涯学習の実施

本学では、広く生涯学習の機会を提供することを目的として各学部の学問・研究領域にもとづいた学術的な公開講座を行なっています。なお、本学は富田林市との連携協定に基づき、市民の皆様がより参加しやすい公民館等を会場に実施する【共催講座】を、毎年、実施しています。

  • 【富田林市公民館との公開講座共催事業】

    2023年度の実績 共催:富田林市立金剛公民館

    日時
    2023年7月29日(土)
    14:00-16:30
    講師
    大阪大谷大学
    教育学部 准教授
    四辻 伸吾
    講座名
    ≪親子・子育てシリーズ≫ 親子で一緒に「たのしい授業」の体験をしよう! 仮説実践授業の世界
  • 市立公民館連携講座

    市民の皆さまの要望に応え、本学公開講座を市立公民館を会場として共催で開催するとともに、公民館講座や図書館講演会へ本学教員を講師として派遣しています。

    2018年度中央公民館連携講座

    日時
    2023年8月7日(土)
    講師
    人間社会学部講師
    松原 裕一
    講座名
    ヤングセミナー
    スポーツに役立つテーピング講座
  • 市立図書館連携講座

    2019年度中央図書館講演会

    日時
    2019年10月11日
    講師
    文学部教授
    鈴木 利一
    講座名
    大宰府の文学

    2019年度金剛図書館講演会(図書館子ども読書活動推進連絡会 研修講演会)

    日時
    2020年3月5日
    講師
    教育学部教授
    小田 浩伸
    講座名
    多様なニーズのある子どもの理解と支援について
    ~ナチュラルサポートをめざして~
その他事業