Education major
専門的力量を持つ、
教育実践者を目指して
教育専攻科長小田 浩伸
本学が富田林市志学台に開設されてから半世紀が経ちました。一学部であった大谷女子大時代から四学部となり共学化された今日に至るまで、本学の教職課程で学んだ卒業生たちが各校種で活躍し、実習校訪問などでうれしい再会をすることも多くなりました。
現在、H29年に告示された学習指導要領の改定を受けて、各校種で順次全面実施が行われています。情報化や国際化、そして貧困など、子どもたちを取り巻く環境はここ数年で大きく変化してきました。また新型コロナによる混乱が続いた2020年は児童生徒の自殺者が増加し、心理面のケアが急務と言われています。現代の教員には、授業力のみならず、このような様々な状況に対応できる力が求められています。そして未来を担う子どもたちの可能性を広げ、確かな学力を身につけた人材育成を目指すには、教員自身が自己研鑽を行うことが必要不可欠です。
本学には「教育専攻科」という一年間の教育課程を設置しています。学部卒業後のさらなる「専門性と実践力」に磨きをかけるための学びの深化や、すでに教育現場で活躍されている先生方の「変化していく社会の新たなニーズに応える」ための学び直しが可能となるカリキュラムを設置しています。また、専攻科を修了することで、幼稚園、小学校、中学・高等学校(英語・国語)の各種の専修免許状を取得することができます。
専攻科では、一昨年度から集中講義をさらに増やし、現場の先生方が在職のまま学べるようなカリキュラムを整備し、みなさんの学びの深化・学び直し・専修免許状の取得などを全力でサポートします。
「広げる」教育に必要な様々な領域を幅広く学びます。
学校教育の理論と実践を学びます。
支援教育など新たなニーズにも応える力をつけます。
「深める」ここから、どんどん深く学んでいきます。
自己表現や基礎教育の実践的指導を深めます。
「高める」学びの集大成。指導力を高めます。
教育技術や実践力を高めます。