文学部

日本語日本文学科

日本語日本文学科

日本語や日本文化に精通し、 教育の現場や情報発信の場で 力を発揮できる人材を育成

教育方針

教育目的
日本語日本文学科は、幅広い教養と正確な情報分析に基づく考察力や判断力、そして豊かな表現能力を習得させる。

2024年度以降入学生対象

アドミッション・ポリシー
(入学者受入れの方針)

本学は、建学の精神である「報恩感謝」に基づく教育理念として、「自立・創造・共生」を掲げています。この教育理念のもと、日本語日本文学科は、日本語および日本文学に関する知識と幅広い文学的素養を身につけ、他者との相互理解を深めて、協働して諸課題を解決することができる人材の育成を目指します。
そのために、日本語日本文学科は、総合型選抜入試、指定校推薦入試、公募制推薦入試、一般入試、大学入学共通テスト利用入試、社会人入試、外国人留学生入試などを行い、以下のような資質を持った勉学意欲の高い学生を受け入れます。

入学者に求める資質

  1. 高等学校の教育課程を幅広く修得し、特に国語に関する基礎的・基本的な知識をもっている。
  2. 基礎的・基本的な知識に基づいて筋道を立てて考え、表現することができる
  3. 主体的に学び、知識や考察を深める姿勢を身につけている。
  4. 日本語・日本文学や日本文化に高い関心があり、その知識を社会で活かすために、積極的に学びたいという意欲をもっている。
  5. 多様な人々と協働して日本語・日本文学および日本文化に関わる課題に取り組むことができる。
カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・
実施の方針)

編成の方針

建学の精神「報恩感謝」ならびに教育理念「自立・創造・共生」に基づき、日本語日本文学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)に掲げる「報恩感謝の心と幅広い教養」「専門的な知識・技能」・「問題解決能力」・「自律的・主体的・共感的態度」・「実践力」を修得させることを目的としてカリキュラムを編成している。

カリキュラムの構成

  1. 豊かな人間性と幅広い教養を備えることをめざし、共通教育科目として、建学の精神と教育理念に則った人格形成を行う「必修科目」、外国語コミュニケーション能力を育成する「外国語科目」、多様な教養を身につけさせる「選択科目」を配置している。また社会人に必要な知識やスキルを身につけて、自身にあった職業選択につなげていく「キャリア科目」も配置している。
  2. 上記の編成方針に基づき、共通教育科目・専門教育科目及びその他必要とする科目を体系的に編成し、講義・演習・実習を適切に組み合わせた授業を開講する。そして、カリキュラムの体系を示すために、科目間の関連や科目内容の系統性や段階性を表現するナンバリングを行ない、また、学生の履修方針の明確化のために、「日本語日本文学」コースの中で、「日本語教育」・「国語教育」・「書道教育」・「企画・編集」・「図書館情報」の各コースを設定している。

教育内容・方法

  1. 報恩感謝の心と幅広い教養

    1. 互いの「いのち」を尊び、その恩をたずね、すべてのものに感謝する心を持つ学生を育てるために、「宗教学」と「いのちを共に考える」を開講し、「建学の精神」の意識化を促す。ひいては、社会の発展と知見の創造、そして文化の向上に資する学生の人格形成を支援する。
    2. 大学で学ぶ意義を明確にし、大学における学びの基礎を身につける「新入生セミナー」を必修とし、さらに、幅広い教養を身につけ、多面的・多角的に思考する能力、データを読み解く知識、仕事や働く意義を考え抜く力を養成するために、「コンピュータ技術基礎Ⅰ」や「外国語科目」、「キャリア概論」も必修として設定する。また、共通教育科目については、人文科学系科目・社会科学系科目・自然科学系科目・キャリア科目・教職科目・保健体育科目の6領域から選択して履修する。
  2. 専門的な知識・技能

    1. 日本語学、日本文学および関連領域(日本語教育・国語教育・漢文学・書道教育・図書館情報学) に関する基礎から専門にわたる知識を修得し、日本文化を担う幅広い文学的素養を身につけることができるように、日本語学・日本文学に関する各時代・各分野を網羅して教員を配置し、それらの教員から専門的な講義・演習・実習等を履修できるようにしている。
    2. 日本語を正確に理解し、論理的な文章を書くとともに、自らの見解を分かり易く伝えることができるように、初年次の「研究基礎」(入門)・2年次の「基礎ゼミナール」(実践)・3年次の「ゼミナールⅠ」・4年次の「ゼミナールⅡ」(応用)という、段階的、かつ、実践的なカリキュラムを設定し、合わせて、プレゼンテーション能力の向上のための科目も設置することで、これらの能力の育成を行なっている。
    3. 「フィールドワーク」等の体験型の科目では、事前に十分に調査を行い、当日は現地に行って実際に接することで、専門的知識を体系的に身につけ、また学科が行う講演会や芸能鑑賞会等で本物に触れる場を設け、より効果的に学びを深めている。
  3. 問題解決能力

    正確な情報分析に基づいて考察し、判断する能力を身につけること、課題の探求、発見、追求、解決という一連のプロセスを達成する能力を身につけること、幅広い知識・理解をもとに、新しい知見を創造することができることの三つを目的として、科目を設定している。上記1)・2)の知識・技能に基づき、2年次の「基礎ゼミナール」・3年次の「ゼミナールⅠ」・4年次の「ゼミナールⅡ」を中心に、演習形式を用いて、問題解決能力の育成を行なっている。また、各科目におけるレポート作成や課題提出等によっても、同様の配慮が為されている。

  4. 自律的・主体的・共感的態度

    社会の諸問題に対して、人文学の知に基づいて積極的に解決しようとする姿勢を身につけること、多様な価値観を認めつつ、学びを通して自己の認識を広げ、感性を磨くことの二つができるように、科目を設定している。特に2年次の「基礎ゼミナール」・3 年次の「ゼミナールⅠ」・4年次の「ゼミナールⅡ」を中心に、演習形式の中で、自ら課題を設定し、その解決に向けて、自ら調査・研究を行なうことを課している。また、演習形式以外の講義科目においても、アクティブラーニングを取り入れた教育方法を取り入れることで、より効果的に、上記の能力の育成を行なっている。

  5. 実践力

    他者との相互理解を可能とするような対話能力を身につけること、大学での学びをもとに、社会や他者のために主体的・積極的に行動し、貢献することを目的として、科目を設定している。基礎的な情報通信技能・文章作成能力・プレゼンテーション能力・企画立案能力等を各年次で高める科目を設置すると共に、本学科独自にキャリア科目を設定し、また、専門科目全体を通じて、多様な価値観や多角的な視点から社会や職業を捉えるための「物の見方」・「考え方」の育成を行なっている。

評価の方法

授業の参加の様子、発表、レポートなどで各授業での学習の到達を評価・確認するとともに、学期末の試験等によって学習の到達を評価・確認している。最終的に、卒業研究において、知識や技能を活用する能力を総合的に評価する。

ディプロマ・ポリシー
(学位授与の方針)

報恩感謝の心と幅広い教養

  1. 互いの「いのち」を尊び、感謝の心で接し合うことができる。
  2. 文化や社会、自然に関する幅広い教養を身につけ、自己の存在と関連づけて理解できる。

専門的な知識・技能

日本語および日本文学に関する基礎から専門にわたる知識を修得し、日本文化を担う幅広い文学的素養を身につけている。

問題解決能力

  1. 日本語および日本文学に関する課題を発見し、正確な情報分析に基づいて考察し、判断することができる。
  2. 論理的な文章を書くとともに、分かりやすく伝え、他者と協働することができる。
  3. 専門的知識や理解をもとに、新しい知見を創造することができる。

自律的・主体的・共感的態度

  1. 日本語および日本文学に対して深い関心を持ち、自律的・主体的・継続的に自己研鑽を積むことができる。
  2. 多様な価値観を認めつつ、客観的な視座を保持し、多様な人々に共感的な態度で接することができる。

実践力

日本語および日本文学に関する学びをもとに、他者との相互理解を可能とするような対話能力や、他者のために行動する力を身につけている。

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