歴史文化学科

  • 歴史学領域
  • 美術史学領域
  • 考古学領域

古今東西の歴史遺産から時代を解明し、現代へとつながるルーツと教訓を探る

2014年4月に「歴史文化学科」が誕生しました。人類の残したモノや痕跡をもとに過去の歴史を明らかにし、その成果を私たちの生活にどのように生かして行くのかを考えるのが「歴史文化学」です。

歴史文化学科は歴史学領域・美術史学領域・考古学領域という3つの領域から構成されており、各分野をカバーする領域横断型のカリキュラムを通して、歴史的な視野と教養を身につけた現代社会に貢献しうる人材を育成します。

カリキュラムの特長の1つは、少人数制教育です。1・2回生の基礎ゼミから、3・4回生のゼミナールまで徹底した少人数制の一貫教育を施し、学生みずからが興味のあるテーマを選択し、継続して勉強できる体制を整えています。もう1つは、実習科目の充実です。1回生には必修科目としてフィールドワークがあり、また領域ごとに歴史学実習・美術史学実習・考古学実習が用意されています。これにより、ホンモノの文化財を前にして教員から直接指導を受けることができます。

学科の入学定員は50名ですが、これをサポートする専任教員は9名おり、勉学の指導や学生生活の助言にも万全を期しています。

充実したカリキュラムの他にも、本学には1983年に博物館相当施設の認定を受けた博物館、また四季折々に美しい花を咲かせる万葉植物園があります。博物館には5,000点を超える国内外の考古・民族資料が収蔵されており、学生の知的好奇心を広げるまたとない場となっています。

卒業後の資格としては、中学校教諭一種免許(社会)・高等学校教諭一種免許(地理歴史)・博物館学芸員資格・司書資格・学校図書館司書教諭資格・社会教育主事任用資格・社会福祉主事任用資格を選択して取得することができます。

なお、学外で行われるフィールドワーク・古文書・仏像・遺跡などの調査については、その都度キャンパスブログで紹介しますので、是非ともご覧ください。

学科長メッセージ

歴史を学ぶ楽しさを知り、
活用できる力を身につけよう

歴史文化学科長 村田 裕子

海外から日本を訪れる観光客が増え、日本の歴史や文化が注目される今、歴史や文化を探求し、国内だけでなく世界に向けて発信する力が求められています。

現代社会は過去の人々の営みによって築かれてきたものであり、未来へと繋がっていくものです。ここ大阪大谷大学は、世界遺産への登録をめざす百舌鳥・古市古墳群の近隣に位置し、古都奈良や京都にも近いという歴史を学ぶ上で恵まれた環境にあります。

歴史文化学科では、この地の利を生かし、1回生の時から大学周辺に位置する寺社、城郭、遺跡、史跡、博物館・美術館などを訪れます。ここでは、日本はもとより、日本との交流が深い東洋や西洋の歴史や美術作品についても学ぶことができます。学生たちは、それぞれを専門とする教員からの指導を受けて見学することにより、歴史遺産・文化遺産の価値を再認識し、現地を実際に訪れ、調査・研究をするというフィールドワークの楽しさと大切さを感じ取っています。そして、次のステップとして自らが興味関心を持ったことを探求し、思考力と表現力を養う学びへと繋げています。歴史を知るためには、歴史・美術・考古などの史資料と向き合い、一つ一つ丹念に調査・分析していくことが必要となるのです。

ボーダレス化が進む国際社会の中で歴史の深い知識を持った人財が求められています。社会に求められる幅広い教養や知識を、先人からの教えである歴史や文化を学ぶことにより活用することのできる力を身につけていきましょう。

教育方針

歴史文化学科(2018年度以降入学生対象)

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

歴史文化学科(2017年度以前入学生対象)

教育目的
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

特色

日本史についてもっと深く学ぶことができます
歴史文化学科には、各時代・各分野を専門とする教員9名が所属しています。とくに日本の歴史について、高校の日本史よりも広く深く学びます。
大阪の歴史や文化について深く知ることができます
本学の立地する「南河内地域」は、数多くの史跡や遺跡の宝庫です。こうした環境を活かして、大阪の歴史や文化について深く学びます。
博物館の実物資料について学べます
大阪大谷大学博物館には「南河内地域」を中心とした各地の文献資料・美術資料・考古資料・民俗資料が多数所蔵されています。実物資料を通して歴史や文化を深く学びます。
古文書が読めるようになります
古文書の授業や実習を通して、江戸時代のくずし字を基礎から学びます。
仏像の見方を学べます
日本美術史の授業や実習を通して、仏像の時代的特徴や制作技術などについて学びます。
西洋絵画の見方を学べます
西洋美術史の授業を通して、西洋絵画の歴史や時代的特徴、制作技術などについて学びます。
古墳や遺跡について学べます
発掘調査や測量調査、出土品の調査を通して、原始・古代の人々の生活について学びます。

コース紹介

歴史文化学科では、過去の歴史や文化をより深く理解するために、三つの領域から総合的に学ぶというアプローチをとっています。

歴史学領域
手紙や日記、書物などの文字で書かれた史料(文献資料)を主な素材として、過去の人間や社会に起こったことがらを学び、考えていきます。史料を読み解くなかで、それぞれの時代の特徴を知り、当時を生きた人びとの思いにふれること、そして、現代のわれわれとの深いつながりを感じることは、歴史学の大きな楽しみです。
美術史学領域
世界各地には数多くの美術品が伝えられています。絵画・彫刻・工芸などさまざまな分野の作品を見る眼を養いながら、個々の作品の美術史的な位置づけを学びます。また、作品を眼にした時の感動を出発点として、作品を取り巻く歴史的、社会的背景を探求していきます。
考古学領域
過去の人間が残してくれた「モノ」を手がかりとして、当時の社会や文化の実態に迫ります。発掘調査で掘り出された「モノ」を丹念に分析していくと、過去の人間の姿が鮮明に浮かび上がります。自らの手で「モノ」を掘り出し、そこに秘められた"過去からのメッセージ"を読み解いていく作業こそ、考古学の醍醐味です。