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文学部:新着情報からのお知らせ

【日本語日本文学科】歌舞伎の組曲を鑑賞しました。10/25(水)

  • 2017.11.03
  • イベント

日本語日本文学科では、年に一度、芸能鑑賞会を開いています。

昨年度(6/22)は「国立文楽劇場」(大阪市中央区日本橋1丁目)で開催された「文楽鑑賞教室」に参加しました。

↓↓↓  昨年度の記事はこちら  ↓↓↓

http://www.osaka-ohtani.ac.jp/department/literature/news/201606_3780.html

さて今年は、本学キャンパス内のカトレア・ホールにて、歌舞伎の組曲を鑑賞しました。

講師は、歌舞伎の音楽を担当されている演奏家で、邦楽・囃子方(太鼓・笛)と長唄・三味線方(三味線)の計5名。

太鼓は、中村壽慶(なかむら・じゅけい)さん、中村翔哉(なかむら・しょうや)さん。笛は、藤舎華生(とうしゃ・かしょう)さん。三味線は、杵屋浩基(きねや・ひろき)さん、杵屋寿哉(きねや・としや)さんです。

 

最初は、組曲の演奏。歌舞伎の有名な曲目のメドレーです。

次第→「勧進帳(かんじんちょう)」→「二人椀久(ににんわんきゅう)」→「猩々(しょうじょう)」

細やかな手の動きや息づかいまで観察でき、すごい迫力です!

つぎに、楽器解説。

太鼓は、小鼓(こつづみ)・大鼓(おおかわ)・締太鼓の三種類。

小鼓と大鼓は、「胴」「皮」「調べ」(紐)の三つのパーツに分解できます。小鼓と大鼓は手、締太鼓は撥(ばち)で打ちます。この日使われた小鼓の胴は、江戸初期~中期(1600年代)に桜の木で作られたもの、皮は、江戸後期~明治初期(1800年代)に馬の皮で作られたもの。「古皮(こかわ)」と呼ばれる、400年前の皮も現役で使われているそうです。古い!

笛は、篠笛(しのぶえ)と能管(のうかん)の二種類。

篠笛は、節(ふし)の長い篠竹(しのだけ)で作られた、西洋楽器のフルートにあたるもの。能管は真竹(まだけ)で、内側にもう一本竹が仕込んであり、音階(ドレミ)は吹けません。これら二種の笛を、長短さまざまに30本くらい持ち歩き、歌う人の声の調子に合わせて使い分けます。

三味線は、弦楽器と打楽器を兼ねており、象牙の撥で演奏します。絃と布製の部分以外、現在はすべて輸入材料で作られているそうです。皮は猫皮で、輸入品も入手困難であるため、カンガルーやヤギ、合成皮革等で代用することも。絃は、防虫効果のあるウコン染めの絹糸を使います。

続いて、太鼓クイズ。音を聴き、表現している自然現象を当てます。

優しく「トントントントン、トントントントン」は、風の音。江戸時代の、風が吹くと揺れる家の音を再現。「バラバラバラバラ......トントン」は、雨の音。江戸時代の家は屋根が薄く、雨が降ると「バラバラ」と音がし、「トントン」はその後の滴の音を表現しています。他にも、川の流れ、海の波、雪の降る音、幽霊が登場する時の「ドロ」(ヒュードロドロ......というアレです)、化け物や妖怪が登場する時の「大ドロ」を聴かせてもらいました。豊かな表現力に驚かされます。

小鼓と三味線の体験講座もありました。4名の学生が挑戦。

小鼓は、「ヨー・ポン、ホー・タ、ホー・ポン」と、掛け声をしながら打ちました。小鼓は難しく、その楽器の本当の音を引き出そうとすると、毎日練習しても3年はかかるそうです。

三味線は、講師の先生との掛け合いに挑戦。

最後に、もう一曲、組曲を聴いて終了。

「船弁慶」→「楠公」「連獅子」の相方→連獅子

キャンパスの外に飛び出して古典芸能を鑑賞するのもよいですが、学内で贅沢に味わうのもまた格別。講師の先生方、貴重な体験をどうもありがとうございました。

来年はどんな演芸・芸能を見ることができるのでしょう?リクエストがあれば学科まで!

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