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【人間社会学科】経営情報コースのスタディー・ツアー「企業博物館から辿る産業史・企業史」を実施 6/22(木)

2017/06/27

<社会研究実習Ⅱ>
「企業博物館から辿る産業史・企業史」で、大阪企業家ミュージアム、大阪取引所、大林組歴史館を訪問

 人間社会学科経営情報コースの尾川教授が、本年度新たに「企業博物館から辿る産業史・企業史」をテーマとするスタディ・ツアーを企画しました。これは大阪企業家ミュージアムで関西経済の発展に貢献した企業家について調査し、その中で関心を持った企業の博物館を訪問して、自分独自の視点での企業史を作成するというものです。このテーマを選択した4名の学生が、尾川先生と第1回調査を6月22日(木)に行いました。
 堺筋本町にある大阪企業家ミュージアムでは、大阪経済の発展の歴史と、明治維新以降に大阪を舞台に活躍した105人の企業家の足跡を学びました。次に北浜にある大阪取引所に向かいました。大阪取引所の前には大阪取引所の前身である大阪株式取引所開設に尽力した五大友厚の像があります。玄関に入り4階で受付をし、5階の資料室を見学しました。大阪株式取引所開業免許状や、かつての株式取引の立ち合いで使用していたものなどを見ました。たまたま職員の方がいて、詳しいお話を伺うこともできました。

大阪企業家ミュージアム入口 大阪取引所 玄関ホール2階
大林組歴史館フロア(鬼瓦の前で)

 続いて大阪取引所から5分の土佐堀川に面した所にある大林組歴史館を訪問しました。歴史館が入っている建物は大林組旧本店で、大正15年に竣工したものです。耐震工事はされていますが、外観、内部は当時のままの箇所が随所に見られます。歴史館は3階にあり、創業当時の店舗にあった鬼瓦が迎えてくれます。歴史館を担当する社員の方に、創業から今日、さらには未来構想までに及ぶ説明を、展示資料を見ながら説明をいただきました。
 大阪で生まれ育った学生も、あらためて大阪が歴史的に日本の経済の礎を築いていたことに驚いていました。また、多くの企業家を輩出していたことも知りました。
 学生各自が研究調査する企業を決めたようです。いよいよ企業の史料館を訪問したり、社史や文献を調べたりと、研究がスタートします。

(人間社会学科 教授 尾川信之)
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