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【歴史文化学科】「令和5年度 大阪大谷大学歴史文化学会」を開催しました。2/20(火)

2024/02/25

歴史文化学会は、大阪大谷大学歴史文化学科の教職員、学部生、大学院生が中心となって調査・研究活動を行う学会です。毎年2月に開催される「歴史文化学会」では、当該年度の活動成果が報告されます。

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最初に総会を行い、次に令和5年度に実施された調査活動についての報告がありました。各領域で継続的に進めている調査は、歴史文化学科の中核をなす活動です。今回は、犬木努教授が「大阪府一須賀G11号墳測量調査」について、伊藤大貴専任講師が「羽曳野市 吉村家文書の調査について」、そして高志緑専任講師が「和泉市美術工芸品調査について」の報告を行いました。

先生方の報告からは、今年度も多くの学生が調査に参加し、教員や専門家の指導のもと、貴重な史資料の扱い方や調査方法を熱心に学んだことがうかがえました。

続いて、志学会会員学生企画研究活動の報告として、「日本の世界遺産研究会」の学生が発表しました。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の現地調査に基づき、学校教育における世界遺産学習の現状と教材化について検討しています。

報告からは、学生たちが精力的に聞き取り調査を行ったことが分かりました。今後は、教材化に向けた分析・考察もさらに進めていくそうですので、是非、頑張ってほしいと思います。

そして、今年度末に本学を退職する梯信暁教授が「悪人正機について」と題した最終講義を行いました。卒業生たちも梯先生の最後の講義を聞きたいと駆けつけ、教室が満杯になりました。

梯先生のこれまでのご指導に心から感謝いたしますとともに、今後の益々のご健勝とご多幸をお祈りしております。

昼休み後には、高田文英先生(龍谷大学文学部教授)の講演を聞きました。『往生要集』の念仏思想について、梯先生の研究を踏まえた詳細な分析を進めるご講演で、大いに勉強させていただきました。

続いて、4回生7名が卒業論文について発表しました。

どの発表も4年間の集大成に相応しい内容で、各々が、歴史文化学科で真剣に勉学に励んできたことがうかがえました。下級生もとても刺激を受けたことと思います!

最後に、令和5年度の「歴史文化学会賞」の受賞者が発表されました。受賞者は、(本日は事情があり欠席でしたが)「古河公方発給文書の厚礼化」と題した卒業論文を執筆した4回生の西尾陸斗さんです。おめでとうございます!

卒業論文を発表した学生にも、副賞が贈られました。

学会終了後には懇親会も開催されました。ここ数年はコロナ禍のため開催できなかったこともあり、改めて皆でゆっくりと談笑できる時間の大切さを実感しました。

今年の学会も、歴史文化学科の活動の意味と意義を再確認する貴重な機会となりました。今日学んだことは、学生一人一人の今後の研究・調査活動に役立つことと思います。

お疲れさまでした!

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